皮肉屋と風刺
皮肉屋は好きにはなれない
真っ当には付き合えない
人を食ったような蔑みが気に入らない
なぜか嫌味が口元を歪ませる
皮肉屋の妬みがうざったい
あげつらう言葉が拒絶を促す
とげとげしさがにじむと目を背く
なぜか嫌悪が口元ににじみ出る
皮肉屋の当てこすりが不快だ
ひがんだ言葉がみみっちい
いい気になってるのが許せない
なぜか不遜が鼻につく
皮肉屋の突っ込みは面白い
斜めに世の中を言葉で切るのがいい
ただそれ以上でもそれ以下でもない
なぜか納得することもある
皮肉屋はときに本質を突く
視点や発想が言葉を尖らせる
皮肉で終わらせるだけではそれまでだ
なぜかもったいない気分が襲う
皮肉屋は皮肉の範疇で収まってはならない
人とは違う鋭い批判を言葉に託す
感性を刺激し世に人にアンテナを張る
なぜか共感を生む風刺力が育ってゆく
〔2025年6月23日書き下ろし。皮肉の域からの脱出が課題か〕