陥穽にはまる
なぜ人は欺くのか
利得や保身のために計略を練る
言葉巧みに懐に飛び込む
時間をかけて信用を築く
その詐術は見破ることは困難だ
知能犯とも自賛する才智に長ける
善良さを見せつけ陥穽にはめる
なぜ人は騙されるのか
罠を何重にも仕掛ける
見破られては元も子もない
発覚しないよう丁寧に事を進める
言葉や態度はいつも通り接する
信頼を裏切り陥れる快感を味わう時を待つ
見事に騙し陥穽にはまる
なぜ人は見抜けないのか
噂が出ても自分の見る目を信じる
不都合がなければ良しとする
噓を噓と判ぜず誠実さに騙される
この人に限ってという思い込みに陥る
信ずれば都合の良いように解釈する
偽善を知らず陥穽にはまる
なぜ人に媚びるのか
下心があることを疑う
本心を探る時を稼ぐ
不自然な言動に注視する
計算高い企みを想像する
騙される覚悟を要する
陥穽にはまることを阻止する
※陥穽(かんせい)①おとしあな。わな。②人をおとしいれること。また,そのための計略。
〔2025年6月2日書き下ろし。人はなぜ悪行に走るのか。信じられないことの不幸〕