ルサンチマン

抑圧された憤怒が沸々と煮えたぎる

怨恨の怒りを絶やしてはならない

 

虐げられた憎悪が糾弾の雄叫びをあげる

自由なる存在を拘束されてはならない

 

差別による嫉妬が激情の波を起こす

搾取される非道に牙を剥かなければならない

 

屈辱に塗れた隷従に解放の旗を掲げる

愛する熱情を決して奪われてはならない

 

弾劾される学究に叛意の風を生む

知と技と理念を貶めてはならない

 

貧困に喘ぐ経済格差は破綻の道を開く

利欲にかられた没落者に同情してはならない

 

傲慢で自己愛の支配者は絶望の淵に立つ

勝利を確信した瞬間から新しき支配が始めると知れ

 

※ルサンチマン〖(フランス) ressentiment〗〘哲〙 ニーチェの用語。被支配者あるいは弱者が,支配者や強者に対してため込んでいる憎悪やねたみ。この心理のうえに成り立つのが愛とか同情といった奴隷道徳であるという。怨恨。

 

202563日書き下ろし。学生時代に読んだニーチェ。「神は死んだ」と。思い入れもある一編〕

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