野垂れ死にはしない
蛇に睨まれた蛙の如し
窒息せんばかしに息を潜める
身動き取れずにうずくまる
声も出せずに怯えおののき固まる
凶暴さに逆らわぬよう身を縮める
身に降りかかる次の言葉を待つ
虎の威を借る狐の如し
恐怖でおののく姿を見て楽しむ
嗜虐をもてあそび面白がる
鬼気として惨殺をむさぼる
死闘を煽り敵対心を操る
驚愕の様相をさらに過激にする
虎穴に入らずんば虎児を得ずの如し
なぜこの世に生まれてきたのか
地獄を味わう生にどんな意味があるのかを問う
なぜこんな仕打ちを受けねばならぬのか
飢餓に苦しむ生にどんな明日があるのかを疑う
なぜこんな不幸を背負わねばならぬのか
死のみが解放される道だというのかを否定する
井の中の蛙大海を知らずの如し
文字を知らずば意を伝えられず
意味を知らずば事を判じえず
情勢を知らずば先の見通し立たず
敵を知らずば策の段取り立たず
世を正すを知らずば恐怖に甘んじよ
苦境に陥る教育の機能不全は無知を放置する
〔2025年7月6日書き下ろし。教師の問題以前に公教育としてのあり方そのものが問われている〕