楽をする
苦あれば楽あり
体験が習得され経験値になればの話
苦ありてさらに苦あり
体験が生かされず苦労を重ねる人もいる
苦を積めばなおさら苦あり
能力を見込まれて期待される人もいる
中途半端に楽することを覚えた
軽薄な判断で事を進めて恥をかく
経験値は浅くして信頼は薄くなる
うまく立ち回れば楽することを知る
仕事よりもご機嫌取りのスキルを磨く
覚えがめでたければ取り立てられる
忙しいを免罪符に楽を手に入れる
してもしなくても高額の手取りは補償される
無理して苦労しない知恵だけは回る
不平不満を解消するには楽がいい
仕事はほどほどに余暇を全力で楽しむ
貧乏人と蔑んで優越感を味わう
楽するには負担を減らす
断りの言い訳だけが巧みになる
やれないと周りに思わせる
仕事の手柄を手にして笑う
楽になりたくとも楽になれない
仕事は苦楽の緩急を付けるしかない
手を抜くか集中するかの案配を見極める
楽ではないが苦を楽しむ
やり遂げた達成感は解放と愉快を手にする
評価と信頼を得て生きがいを見つける
楽することはたやすい
誰かに押しつけてしまえばいい
誰かのせいにすればいい
誰かの後ろに隠れればいい
誰かに気づかれなければいい
そんな生き方出来ますか
苦あれば楽あり
苦労している人の暮らしが楽になる
苦渋を舐めてきた人の心が少し楽にしたい
苦難を乗り越えようとする人にこそ楽を見せてあげたい
〔2025年8月9日書き下ろし。長崎原爆記念日。式典で小学生が歌い上げた合唱曲「くすのき」が心に刻まれた時間だった。地球市民の全てが楽になるには核兵器廃絶しかない〕