軋む心
人との関わりは難しい
噓をつかれるとは思いもよらない
なぜという戸惑いが付きまとう
軋(きし)むのは傷ついた心か
独りよがりなわけではない
相手の言葉を鵜呑みにした
人の良いのに付け込まれた
騙されて悔しさが湧き上がる
人を信じるのは難しい
気を許すとしっぺ返しを喰らう
なぜという情けなさが深くなる
軋むのは折れた心か
裏切られると身に浸みる
実害はあっても戻ってはこない
憤怒の感情が収まらない
軽信だった己への慚愧(ざんき)に堪えない
人は平素に裏の顔を見せる
違法でなければ罰せられない
平然とした態度が白々しい
軋むのは砕けた心か
悔悟するのは己でしかない
羞恥心がもたげて黙しかない
嫌悪感しかない出会いを恨む
避けるようにして平穏を求める
〔2025年9月1日書き下ろし。世間の人間関係を維持するには忍耐か。壊れたら断絶か。こんな人間とは関わりたくない〕