貧困なる我が魂
このまま朽ちていく
何と遅きに失するのか
人生の終末に気づかされる
何という浅学に依拠していたのか
先の世の動きは全く読めない
何も判断できず思慮を放棄するのか
根拠にした理念は痩せてゆく
何も残さずただ口惜しいのか
貧しき知性は崩れてゆく
何とも当たり前の寂しき結末か
鈍くなった感性がすりへってゆく
何とも受け入れ難い好奇心の喪失か
世の不条理に抗う力を試されている
何もなくなったと諦めるのか
貧困なる我が魂が叫ぶ
何か取り残したと最後のあがきか
貧困であるゆえに赦せないのだ
何が何でも言葉を綴れと命じるのか
貧困なる言葉も時に共感を発する
何としても生きる力を感じねばならぬのか
貧困なる我が魂は彷徨う
何かに憑かれたように言霊を詩に紡げと
〔2025年10月13日書き下ろし。詩作することの意味を自問し続ける〕