罪深きなり

傲慢が衣をなびかせ歩いて行く

何とも言いようのない異臭を放つ

ひれ伏すように感化されてゆく恐怖

抗うことさえ削ぎ落とされてゆく脅威

制圧と支配に屈し洗脳されてゆく教唆

 

増悪が衣からはみ出して揺れる

何とも言いようのない怨恨の顔になる

敵愾心を虚偽で煽り立てる排撃

逆らうことを決して容赦しない狼藉

服従と同意を求め理すら失う隷属

 

短慮が衣からこぼれてゆく

何とも言いようのない価値観の崩壊を招く

冷笑されようとも屈服しないカリスマ

困難かつ危険な状況を認知できぬ知性

差別と格差が増長されてゆく専制

 

強欲が衣にまとわりつく

何とも言いようのない快楽と堕落を見せる

儲けに反応して名誉を重んじる歪んだプライド

絶賛と黙従を強要しひたすら酔う自己陶酔

罪深さを告解すれば赦される利便なシステム


七つの大罪

傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・色欲・暴食・怠惰なり

この男

傲慢・憎悪・短慮・強欲では済まされず

求めるところに性力がある限り

人間の欲望を際限なく満たすエネルギーとなるのか

ただただ性は生なりと驚愕する

罪は生なりしか

 

2025107日書き下ろし。この詩は大変完成度の高い詩と評価されています。ご鑑賞ください〕

 


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