正鵠を射る

正鵠を射ること自体が難しい

取り留めのない話に翻弄される

たわいない話に付き合わされる

どうでもいい話にその人を見る

何もつかめず徒労感が残る

中味の薄さに時間を浪費する

正鵠を求めたことがそもそも過ちだった

 

正鵠を射るしかない

事の次第を確かめなければならない

本論を聞き逃すことはできない

本音を聞き取らねばならない

枝葉末節を省いて芯を束ねばならない

正鵠を射ずして攻略の攻めを欠く

 

正鵠を射る力量はあるか

事の始末にわけもなく駆り出される

落とし所を見出せるのか

狙い所に間違いはないのか

急所を突いた分析ができているのか

正鵠を求められて戸惑いを隠せなかった

 

正鵠を射らねばならない

事の顛末を冷静沈着にまとめる

要領よく伝え得なければならない

理解を促す平易な言葉と文章こそ重要だ

次の行動を想起する要点を突こう

正鵠を射ることなしにステップアップはできない

 

※正鵠(せいこく)①的 (まと)の中央の黒点。くろぼし。②ねらいどころ。急所。要点。

 

2025107日書き下ろし。普段使わぬ言葉が本の中から現れた。気にかかる〕


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