足るを知る

欲に駆られれば常に不満を溜める      

人と比べることで常に不平を育てる           

金と物の価値に常に意識を向ける

人を人とも思わぬ傲慢さを常に囲う

足るを知るなど戯れ言と一蹴する

 

欲をかけば常に衝突を繰り返す

過剰な自己肯定感情を常に表す

過激な搾取も正当化して常に誇る

妬みと悔しさをバネに常に鼓舞する

足を知る意識など寸分もない

 

欲に生きれば常に強迫観念に囚われる

人心を想起することもなく常に孤立する

疑いからしか関係を作れず常に心うずく

欺瞞に満ちた言動も常に金にもの言わす

足を知るなど取るに足らない

 

社会的成功の物差しは常に資産だった

貪欲に金儲けに奔走したゆえの結果だった

人的評価の物差しは常に社会的地位だった

肩書きや学歴の世界ゆえの結果だった

足を知るなど無用の長物だった

 

心の渇きの症状が常にあった

良心の小さな声かも知れない

世の垢のこびりつく症状が常にあった

罪悪感を意識する時かもしれない

本心に抗う症状に悩まされた

足を知れば心穏やかなるかと

その機会が訪れたかも知れない

 

20251120日書き下ろし。欲は棄てることはできない。足を知ることは出来るか〕

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