落ちこぼれた子
落ちこぼれは自らこぼれるのか
努力云々よりもこぼれるしかないのか
落ちこぼれというレッテルは剥がれない
誰が落ちこぼれとレッテルを貼ったのか
学校はこうして篩(ふるい)にかける
社会はこうした格差を容認する
落ちこぼしは誰がそうするのか
格付けされた成績でこぼすしかないのか
落ちこぼしは意図的にこぼす結果だ
誰がこぼしても子らは文句すら言えない
学校はこうしてカーストを維持する
社会はこうした風潮に異論すらない
初っぱなで学ぶことへの嫌悪感を抱かされる
落ちこぼれたら普通の成績にはなれない
得手不得手は平均化され個性は埋没する
落ちこぼされたら冷ややかに遇せられる
学校はこうして学力信仰を維持する
社会はこうした評価に疑義を抱く
落ちこぼれた子は登校を拒否する
落ちこぼした方は成績不良で処理する
落ちこぼれた子らは劣等感に苛(さいな)まれる
落ちこぼした方は当たり前だと何の痛みも生じない
学校はこうしたマニュアルに沿って対応する
社会はこうした事実にようやく気づき始めた
事実とは何か
子らの自死
子らの尊厳性すら護れぬ
自死のそもそものきっかけは何か
追い詰めたのは誰か
傍観してきた社会も問われる
〔2025年12月27日書き下ろし。爪弾きされていく子らへの償いを私もしなければならない〕