こころおきなく
こころおきなく暮らせるのなら
どんなにか幸せなことだろう
人生の長さに比例して
心残りなることが累積している
後顧の憂いなくば
どれだけこころ安まることだろう
悔いなく生きることはありえない
安心した途端に奈落の底を見る羽目になる
不安なくいまいることさえ難しい
明日のいのちの確かさはない
何の心配もなく暮らせるのなら
どんなにかもの足りないことだろう
憂いなくして人生とはいわない
つながる人へのおもいの強さが苦しめる
いまは安んじて楽な気持ちでいたい
世のしがらみを解き放せばと思いつつ
未練残して去るしかないとしても
せめて迷いなくいまを生きたい
思い残すようなことがないとは
夢のまた夢
こころおきなく生きるは難しい
※後顧の憂い(こうこのうれい)あとに残る気づかい。後日の心配。
〔2026年1月22日再掲。2022年3月22日書き下ろし。Blog「こころおきなく」のおもいを伝えたい。生きるは難しい。されど求めたい道ゆえに書き続ける〕