注文をつける
注文の多い料理店
裸にされて喰われる寸前に逃げ出した
でも逃げ出せなかったどうしよう
注文をつけてるようでどうも違う
裸にされてむしられていく気分
守ることもできず為す術もない
抗うこともできず意のままにされる
注文通りにさせられているのか
裸にされて無恥を晒す気分
デマに乗せられ扇動される
偽情報に踊らされ好きにされる
注文を断れないのはなぜか
裸にされても普段と変わらぬ気分
過度な言葉に普段の不満が呼応する
過激な言葉に憤懣の意識が反応する
注文は相手に主導される
裸になっても身の危うさを感じぬ気分
巧妙に支配されて手遅れすら気づかない
口当たりのいい言葉の公約に翻弄される
注文されることに慣れるのか
裸になったらもう何もない気分
無防備なまま貧富の世界に放り出される
権力は次世代の未来を封じて禍根を残す
注文はあまた破棄される
裸にされてもなおも拒む気分
民主主義の制度の悪用と崩壊を阻止できぬ
政治観の劣化と堕落を見続けるしかないのか
〔2026年1月28日書き下ろし。衆議院議員選挙運動が始まった。戦後80年で51回目の選挙の意味を問うことがないのはなぜか〕