忘れられない苦痛
無知という名の無恥
思索できない無能
利他できない無心
自覚すらない非情
後悔という名の苦悩
取り返せない失敗
取り戻せない信頼
取り憑いた悔恨
抗いという名の葛藤
妥協できない拒絶
同調できない反動
自尊に従う辛苦
自意識という名の渇望
否定できない存在
肯定できない運命
欺瞞に満ちる自問
記憶という名の苦痛
忘却できない慚愧(ざんき)
逃避できない回廊
蘇(よみがえ)る憎悪
追慕という名の平安
不幸を消し去る至福
喪失感からの開放
現世での詩的な時空間
※慚愧(ざんき。ざんぎ)元来は仏教語で,「慚」は自己に対して恥じること,「愧」は外部に対してその気持ちを示す。「慚」「慙」は同字。自分の言動を反省して恥ずかしく思うこと。
〔2026年3月14日書き下ろし。忘却できぬ記憶に留まるしかないのか〕
〔2026年3月14日書き下ろし。忘却できぬ記憶に留まるしかないのか〕