心のとげ
だれでも心にとげがある
言い知れぬ悔いがとげとなる
忘れられぬ失敗がとげとなる
己への裏切りがとげになる
だれでも心のとげに苦しむ
相手への妬みがとげとなる
相手への憎しみがとげとなる
相手への仕打ちがとげになる
だれも心のとげを抜けぬ
刺さったとげは忘れられぬ悔恨
刺さったとげは背負い続ける自責
刺さったとげは自戒する恩讐
だれしも心のとげから逃れられぬ
とげは無恥なる心の疼痛
とげは卑しき心の戒め
とげは悪しき心への警鐘
だれもが心のとげをいたわる
己の生き方の是非を判断するものさし
己の善悪を判断するせめぎ合い
己の言動の正否を判断する分かれ目
心のとげを感じつつ
せめて悔いることのないよう
生きていくことが償いとなるのか
[2022年12月20日書き下ろし。70年も生きてきたら、多くの悔いる思い出が蘇る。心にとげを刺して最終章へと向かう。2026年3月31日改めてその意味を問う]