異彩を放す
5年も前に書いた詩
いまの時代を反映する
社会の変化に抗いながらも
そこに人間の危うき営みを知る
詩は朽ちることなくいまを語る
忘れ去れた言葉たちの詩
いまこそ真意が蘇る
人間のおぞましさに憤りながらも
そこに強慾の浅ましき姿を見る
詩は果敢にいまを映し出す
いつの時代にも通じる詩
人間の本質を暴き出す
過去の歴史を蔑ろにしながらも
そこに疎ましき人間の業を学ぶ
詩は臆することなく精彩を放つ
鈍ってはならぬ感性の詩
世の中の流れに身を悶える
一人では何事も出来ぬと覚りながらも
そこに居場所を見出し動じない
詩は許されざる事実を告発する
書き続けなければならぬ詩
生きているからこそ痛みに喘ぐ
他人事だと置き去りにされながらも
そこに真理につながる解を求める
詩は言霊に託し異彩を放つ
〔2026年4月26日書き下ろし。ここ数日「鳥居一頼の世語り」(アクセス可能)に掲載した過去の詩を再掲する。読み返す度に現実を照らす〕