手直しへの抵抗
6年分の報告原稿を書いていた
概ね書き終えてひと息ついた
流れもいいかと納得していた
細部をチェックすれば終わる
大きなミスに気づいた
年号と西暦が混在した
統一しようと手を付けた
なぜか1年足りない
凡ミスに不甲斐なさを感じた
簡単な手直しでは済まなくなった
気が滅入る
少し時間を置いた
集中力が散漫になるのを堪える
資料を再度机上に広げる
一から見直しが始まる
億劫になる原因は年号の表記だ
いつも西暦で書いていた
あからさまに元号表記に違和感を覚えた
元号は天皇制に由来する
昭和と平成と令和で区切ったことで人間の質が違うらしい
日本人的な精神風土に抵抗しつつここでつまづく
こだわりが手直しの出鼻を挫く
余計に鬱陶しさがつきまとう
意を決してかからねばならぬと苦笑する
さてと やりますか
面倒くさい!
〔2026年5月14日書き下ろし。まだ締め切りまで時間がある。それでもなお「元号」はいつも思考の邪魔になる〕