サルか
あまりに残酷な惨状に憤る
嫌悪感しかない感情に苛まれる
遠く離れたことなのに
なぜか拒めぬ現実に苛立つ
見ざる
ただの逃避か
あまりに汚い言葉にかき乱される
品格のない横柄さに唾棄する
出会うこともない存在なのに
なぜか抗えない現実に焦燥する
聞かざる
ただの幻聴か
あまりに惨い仕打ちに身につまされる
人を食ったげすな表情に憎悪を覚える
批判の声は届かないのに
なぜか沈黙する現実に落胆する
言わざる
ただの臆病か
サルにも劣るヒトの群れがひしめく
〔2026年5月26日書き下ろし。気色の悪さがまとわりつく〕