心の残響
苛立ちを覚えるのはなぜか
理より感情が先に立つ
おぞましさに畏れを抱く
恥知らずな自己愛に軽蔑しかない
汚れた言葉に卑劣さを見た
勝手気ままな振る舞いは狂気か
対立すれば罵るのはなぜか
理より怒りがいきり立つ
痴情を厭わず性欲を充たす
嫉妬に狂い敬意を逸脱する
乱用する権力は人間性を毀損する
計算された批判は分断への加勢か
関わりもないのに震撼するのはなぜか
理に叶わぬ憎悪がうごめき立つ
筋が読めず思考停止に追い込まれる
実態と虚構が曖昧にされ操作される
発する言葉は偽善に塗れ信を奪われる
不安な世の懊悩を極めるか
憐憫の情さえ破棄するのはなぜか
強慾は満たされず貪欲さをかき立てる
死も不幸も厭わず正義は廃れる
共感すら湧かず人間失格の烙印を押す
一筋の理はすでに闇に支配された
心の残響は人間回復への種を潜めているのか
〔2026年5月30日書き下ろし。悪しき感情が闊歩する世は終末にむかうのか〕