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真摯に反省

真摯とは 「 まじめでひたむきなこと。事を一心に行うさま」 ( 大辞林 )   真摯は軽くなりました 政治屋(や)さんには便利で使い分けのできる言葉です 真摯でない安倍さんが頻繁に活用した言葉の一つです 発するたびに言葉はその意味を失っていきます もう一つ丁寧に説明責任を果たします 真摯と丁寧がセットになってスピード感を持って広がりました また岸田さん場合は任命責任が重いを連発します 真摯に役目を果たせなかった者たちへの決別の言葉です   真摯にはほど遠い人たちが発するとどうなるでしょうか まじめでない人は真摯に反省はしません さもしい考えや行いにひたむきだった人です 真摯に反省しますとは本心から反省はしません 発言を取り消し謝罪して強引に終わらせます その場しのぎで嵐がやめばみそぎは終わりです 思慮なき人たちですから求めても糠に釘です 多くの支援者がいるので本音は出せません 支援者の意向に踊らされているただのピエロです 政治理念などもともと大したことはないのです   真摯は言葉遊びの世界となりました だれも真摯に振る舞うことはありません 真摯にという生き方はなくなっていきます いかに上手に体裁を繕うのかを象徴する言葉になりました 自らを欺く言葉を身につければ有利になります 自らを正当化する言葉を武器にすれば身を守ります 自らが窮地に追い込まれても真摯と吐けば許されます   真摯にはその人の真なる生き方がありました 真摯にはその人の真なる信念がありました 真摯にはその人がことに臨む真なる情熱がありました いまは真逆の意味になりました   責任を果たすという言葉も軽くなりました 何もしない不作為と同義語になり果てました 大事な日本語が不実にこき使われその意味を変質化していきます 不誠実で不条理な政治の世界が言葉を腐敗させていきます 子どもたちに伝えるべき正しき言葉は本来の働きを終えてゆくのです   ときに真摯にはその人が冒した非を許す寛容の心を誘発しました とくに共感を持って受け止められる意思表示ともなりました いまはその強い決意も行動も...

外野席から世相を切る

臨時国会後の岸田首相の動きに感銘する   「やることに そつなくこなす したたかさ」 「為せばなる 為さねばならぬ 軍拡化」 「平和への 道遠ざけて 手には武器」 「増税へ 舵切る決意 反意無視」 「逃げおおす 更迭人事 慣れたもの」 「自省なく ダラダラ延ばす 得意技」 「バランスも 取り間違えば ババを引く」 「人権の 軽視を放置 同罪か」 「不謹慎 謝ることも 意思ならず」 「一員の ことば虚しき 怒り買う」 「全国区 次はあり得ぬ 票逃げる」   「支援する 馬鹿さ加減に 目が覚める」 「この人を 選ばぬ票が 差別うむ」 「自民党 喝采するバカ 推す力」 「更迭で 貴重な時間 バカを見る」 「杉田水脈 束縛解かれ 自由人」   「追求は あざとくかわし 首つなぐ」 「物価高 金のばらまき 効果なし」 「何するか わからぬだけに 怖い人」 「信なくも 今しかできぬ 座の重さ」 「解散は 言うこと聞かぬ 制裁に」 「好き勝手 言わせておいて 舵を取る」 「能力も 秤にかければ ただのひと」 「期待なし 思えば思え 尻まくる」 「物言えば いいことなしの この一年」 「よくやった 国葬なければ 及第点」   「国防の 意識啓発 論議呼べ」 「先にある 増税論議 筋違い」 「増税を 問いし選挙に 勝ち目なし」 「どこにいく 同志なくして 一人旅」 「根幹は 自業自得の 奢りから」 「国民を ダシに使って 肥やす懐(はら)」 「危機意識 煽ってもうけ 誰の手に」 「米の武器 死の商人は 歓喜する」 「国産の 武器産業は 火の車」 「買い物は 値切ることなく 得意様」 「浪費家を 懐(ふところ)に入れ 子飼いにす」 「羊らは おこぼれ求め あちこちに」   「政治家(や)は 叩けばほこり みなたてる」 「誇りなき つまらぬ者ほど 意地を張る」 「無知無能 不適な人の 在庫あり」 「使えない 山ほど人が 群れをなす」 「身の検査 スキャン不用の ボスの声」   「汚れた手 洗うことなく 国語る」 「民心に 求めしことは 信心か」 「あきらめぬ 我慢比べの せめぎ合い」 「公明も 党がつくなり 変異する」 「政権は 遠くにありて 指くわえ」 「影薄い 野党の支持率 変化なし」 「論戦を 主導できずば 正義なし」 「反論が 響かぬもとは ...

感覚のズレ

視覚の衰えが顕著になる 夜目は利かず運転が危うい モノとの距離感が測れない 映画を 1 本視聴できない   聴覚の衰えがすすむ 左耳は突発性難聴を患った 右耳が利き耳になったが危うい 言葉が聞き取りにくくなった   味覚の衰えが心配だ 奥歯が左右上下すでに危うい 上前歯も差し歯でしのぐ 噛む力が弱くなり咀嚼できなくなった   痛覚の敏感性が増した いまは右足付け根から太ももにかけて痛む 両足の疲労感は半端ない 就寝時神経性の鈍痛にさいなまれる 薬では抑えきれない夜はこれからも続く   指の可動範囲が狭くなる タイピングでミスタッチが増えてきた 指と指の間隔が微妙にずれる それでも打ち続けるしかない   弱音を吐いているわけじゃない 感覚のズレは慣れるしかない 弱音を吐いても何もならない 感覚のズレを承知で暮らすしかない 弱音を吐くだけ自覚ができる 感覚のズレが新たな工夫を生む   [ 2022 年 12 月 27 日書き下ろし。感覚のズレとどう付き合うのか。もう一つの切実な課題]

深刻化する中国のコロナ戦争

白いカードが改革の意思を示した 中国全土に体制批判のデモが起こった 言論の自由を白紙が示した   習近平総書記は危機感を感じた ゼロコロナ政策に民衆は辟易していた 都市封鎖による行動制限は経済活動を停滞させた 軟禁状態だった民衆は怒りの声を上げた   規制を大幅に緩和した ゼロコロナ政策に加担した専門家は一斉に賛同した 昨日までとは真逆の態度に専門家は一同に信用を失った 閉鎖された区域から民衆が解放された 結果都市部の感染は急激に拡大した   政府の内部資料から 12 月 1 ~ 20 日の感染者数の推計値が出た 人口の約 18 %に当たる 2 億 4800 万人に達したという このペースならば現在の感染者数は3億人を大きく超えている それはゼロコロナ政策により未感染で免疫を持っていないためだ 中国のワクチンはオミクロン株には全く効果がないことも一因する 過去最も早いスピードで感染拡大が進み全人口の50%が感染するという   今冬に3回の流行の波があると予測する 第1波は都市部を中心に来年1月中旬まで続く 第 2 波は春節による大移動で地方に帰省する1月下旬~2月中旬 第 3 波は帰省から戻る2月下旬~3月中旬   なんという深刻な事態が現実化していく 都市部から農村部に広がれば医療機関が逼迫していく 習近平総書記が軍拡化で近隣諸国を威圧している間に土台が危うくなる 内部崩壊の兆しが隠蔽を図った 4 年目にコロナに脅かされていく 何という皮肉な結末を迎えようとしているのか 共産党体制の専制主義が一気に破綻することはない 我慢できない事態が全土に広がれば安心はできないい 民衆が反体制に動くのは止められない 国家権力の盛衰をかけたコロナ戦争の新たな幕が開いた   [ 2022 年 12 月 26 日書き下ろし。防衛予算も閣議決定されるような民主主義の根幹を揺るがす岸田政権は、いまだ安泰という不思議な風景を見ながら 偽装敵国の今般のコロナ拡大は国家を揺るがす事態になるのではと不安が募る]

講義ノートを見つけた

10 数年も前の講義ノートを見つけた パワーポイントを使った講義ノート 何十冊も本箱の片隅に積まれていた   講義の目的に添った中身をランダムに羅列する 物語るようにして流れを組み立てシナリオを作る 効果的な画面構成を考える 文字数を少なく大きく表示する 枠外のノート部分に説明や資料を書き込む   講義の趣旨が明確に表現されているのか 議論を呼ぶための種は仕込まれているのか 流れの中で学生の反応や動きを想像する   関心を高めるための事例は適切なのか 考察を深めるグループ討議は活性化するのか 落とし所に至るまでの思考過程はスムーズか 講義後の振り返りのテーマは妥当だったか   講義を組み立てるのは実に面白かった 学生の頃教育は雑学だと教わった 専門書を本箱に飾らずいろんなジャンルの本を読めと 友人らと新刊の本を先に読むことを競った バイト代は本に化けたがその分愉しんだ   いつかその体験が肥やしになった 事例からやさしく説けと 世界のボランティアの父 アレック・ディクソンから教わった 授業も講義も導入の切り口から興味を持たせた 講演も観衆をいか引きつけるかが勝負だった   熱心に講義ノートを作ったことを思い出した 教材研究のたまものは一般化できない 個性的な教授法は個に帰結される 二度と日の目を見ることのない過去の実践ノート 子どもも学生も目の前から消えてしまった 読む本も講義や著作のための文献や資料ではなくなった 学生時代に戻って読みたいときに読みたい本を読む 机上に積まれた本に囲まれているだけでいい 乱読しながら読み散らかすのを愉しむいまがある   [ 2022 年 12 月 25 日書き下ろし。教えたり書いたりするための読む習慣から、この数ヶ月ただ読むことへのシフト変換を試みている] 

小賢しいあなたへ

あなたの小賢しさはどこから生まれたのですか 言葉巧みに人に取り入る 言葉巧みに人に食い入る 言葉巧みに人を取り込む 長いものには巻かれよですか 計算高いあなたです   あなたの小賢しさはどこにあるのですか 言葉を武器に人を貶(おとし)める 言葉を武器に人を蔑(さげす)む 言葉を武器に人を中傷する 敵は徹底的に叩けですか 利得で動くあなたです   あなたの小賢しさはどんなところですか 相手を圧倒する言葉を鍛える 相手に反撃を許さぬ言葉を磨く 相手を欺(あざむ)く言葉を練る 虚心坦懐の真逆ですか 私利私欲に走るあなたです   あなたの小賢しさはどこにいくのですか 虚勢を張るだけのバックを得る 見栄を切るだけの地位を得る 幅を利かすだけの権力を振るう 虎の威を借る狐ですか 権威がほしいあなたです   人を人とも思わないあなた さして能力も高くないあなた ましてや人間性にも疑問がわくあなた その姿は劣等感の塊か そこがあなたの小賢しさの源です   [ 2022 年 12 月 25 日書き下ろし。このタイプとはずいぶん出会った。反面教師の役目を担ってくれただけの存在だった] 

落日の向こうに

今日の痛みを何で癒やそう 心に刺さった言葉 心に残した痛み 心が抗いうめく   今日の憂いをどう癒やそう 心にたまった澱(おり) 心に打ち付ける悔しさ 心が沈みうめく   今日の不条理を癒やせない 心に湧き上がる怒り 心に満ちる不安 心が恐れでうめく   落日の向こうには希望はない 明日も心がズタズタに引き裂かれる 明日も身体が悲鳴をあげる 明日も繰り返される暴言と暴力   落日の向こうには絶望しかない もう誰にも癒やしを期待しない もう誰にも癒やされることはない もう助けての声すら出せない   明日はもうこない 落日の向こうにひとり旅立つ   [ 2022 年 12 月 24 日書き下ろし。熊本市教育委員会は、3年前に男子生徒が自死した件で、調査委員会が小学 6 年時の担任教諭の不適切な指導と自死との関連を認め、市教委はこの教諭を懲戒免職とした。「死」を綴るノートを無視するなど悪意が閉鎖的な学校を象徴する]