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10月, 2024の投稿を表示しています

今日は心晴れ時々笑い声

今日は晴れ 幼子に会える それだけで心が弾む   講堂に集まった年少の愛らしさ 年中さんも元気がいい 年長さんはお利口さん   魔女になった副園長先生のお話 ハロウィーンの逸話を語る ハロウィーンは魔物に襲われないよう化けるのだと 集中して聞き入る子どもら 怖いときには声を上げる 今度はハサミを取り出して紙切りを始める カボチャとコウモリを切り出すと歓声が上がる   出し物は先生方の小劇場 イベントの度に用意する 魔女とドラキュラとミイラ男が登場する 舞台から下りて人間の子を捜す お化けの仮装をしている幼子はみな大きな声を上げる 講堂いっぱいに楽しげな声で満たされる カボチャのパイを焼く魔女は大きなカボチャを持て余す コウモリの助け船で 3 人でカボチャを抱えてようやく料理する 焼けた大きなパイを披露してジエンド 幼子も小一時間愉しんで教室へと戻っていく 着ていた衣装は保護者がそれぞれに工夫を凝らしたものだった 顔に魔女のペイントをしていた子と目が合った 恥ずかしげな笑顔が印象的だった   明日から 11 月 次の大きなイベントは生活発表会 本番当日は根室標津で仕事中 だからリハーサルの日にお邪魔する 先生と親との共同作戦で楽しい会が始まるのだろう 幼子を真ん中にした保育の世界に魅入られて会いに行く 教育の初期の発達段階を学び直す大事な現場に触れる 受け入れられることに感謝しつつ心の晴れの日を待つ   〔 2024 年 10 月 31 日書き下ろし。発寒にこりんこども園にお邪魔した。吉村幸子園長先生と佐藤亜美副園長には感謝しかない。保育談義に花を咲かせてつい長居してしまった〕

キッチンリフォーム

母がキッチンに立つ 何十年もその後ろ姿を見てきた 当たり前の日常の風景だった   老いはキッチンに立つことを拒んだ 料理する意欲が湧かなかった 80 を越えた身体は悲鳴を上げ始めた   買い物に出て転んだ 足は腫れ上がりブス色に変色した 痛みが続いたが幸いにも骨は無事だった   痛い痛いと庇いながら立ち歩く ただ朝食だけは欠かさず作った 長い習慣からか夫への献身だった   母と相談しながら娘はリフォームする 大勢の家族の食事を作ってきた母の苦労を回顧する 二人で真新しくなるキッチンを嬉しそうに眺める   食器も鍋も 3 人家族では持て余す 娘は母が納得して整理することを促す 独断では処理せず同意を求めつつ心に添う   母がキッチンを使う時間は限られている 新しいキッチンで母の料理を食べたい 一緒にに立つ姿を見つつ父がビールを呑む   今日ようやくリフォームが終わった キャンプ生活から解放される両親の笑顔が嬉しい 娘は心のリフォームをしつつ 3 人での暮らしに幸せを見る   〔 2024 年 10 月 30 日書き下ろし。老両親と同居する娘はいまを大事に生きる〕

保育に生きる世界

溌剌とした空気感がいい 颯爽とした様子もいい 無双な環境がさらにいい   世に命のほとばしるど真ん中に生きる 幸せを共に育む真ん中を生きてきた 無償の愛をど真ん中に幼子に注いで生きている 羅列すれば保育のど真ん中を真っ直ぐに生きる   にこっと笑う幼子に心が和む 困ったようすの幼子に心が揺れる 凜とする眼力の幼子に心が掴まれる   幸いなるかな求められ求めて人を得た 小さき瞳に魅せられて純心を持ち続けた 壊れそうな命のぬくもりを護ることを天命とした   子どもの園は今日も明るい声がする どの子も安心して心も身も遊ばせる もっと何かできるもっと何かしてあげたい エンドレスの保育は幼子がど真ん中に育つ世界だ   〔 2024 年 10 月 28 日書き下ろし。ドロドロの政治の世界の忌まわしさを忘れる。 31 日ハロウィーンの様子を見に幼子に会いに行く〕  

神も仏もいるのか

神も仏も信じない どんだけ祈っても叶うわけがない 所詮宿命には抗えない 生きるも死ぬも運任せ 頼るはこの身ひとつだけ   神も仏もいるわけない どんだけ願っても叶うわけはない 所詮運命には刃向かえない 生きるも死ぬも俺次第 やりたいおもいはひとつだけ   神も仏も棄ててきた どんだけ悔い改めようと叶うわけがない 所詮信心には疑い深い 生きるも死ぬも一発勝負 貫く信念ひとつだけ   神にも仏にも嫌われた どんだけカネを積んでも叶うわけはない 所詮利権がらみは欲深い 生きるも死ぬも人次第 不信に克てぬひとつだけ   神も仏も信じれば救われる どんだけそう念じても叶わなかった 所詮人徳薄い人でなし 生きるの死ぬのと騒ぎすぎ 誠意なぞひとつもなかった   神も仏も騙されなかった どんだけ称えても叶わなかった 所詮でまかせ中味なし 生きるの死ぬのと覚悟なし 尊ばれることなぞひとつもない   〔 2024 年 10 月 28 日書き下ろし。衆議院選挙で候補者の事務所にはダルマが並ぶ。必勝祈念はついえたか。落選者の悔悟はいかに〕

半分は寝ていた

27 日衆議院選挙が終わった 与党の過半数割れが確定した 刷新はなるのか不確定だ 野党の共闘もままならず混乱は本格化する 利権獲りの策略が始まった   推定投票率は 53 ・ 72 % ( 共同通信速報 ) 半分近くは寝ていた 選挙にも行かず結果を評する者もいるだろう 政治には無関心を装いしっぺ返しを被るだろう   昔寝てくれといった某政治家がいたが現実になった 政治が政治家がそれだけ蔑ろにしてきた見事な成果だ 選挙に行けばもっと辛辣な結果が予測されただろう 寝てしまった者たちを起こすことすらできなかった   国民が愚民化してゆく 国民を隷属化してゆく 国民を愚弄へと教化する 国民の半数はただ憤りの唾を吐く   棄権で自ら表明する意思を破棄した 棄権で自ら信義なき者を国会に送った 棄権が自ら責任を負うことに無頓着だった 棄権は自らの首を絞めることに未自覚だった   投票に行けぬ人とは違う 投票にも行かず結果を嘆くのは無意味だ 投票を否定し結果を論ずるのは無責任だ この国で唯一公平なのは選挙権しかない その一票を投ずることもなく不安な明日を迎える   意思する棄権は政治に対するアンチテーゼでもある 民意が反映したとは決して言ってはならない 〔 2024 年 10 月 28 日書き下ろし。半数近い国民が棄権する異常な国が日本だ。この現実にこそ政治家は向き合わねばならぬ〕

父國一を想う

苦悩と苦難の青春だった 逃げられないと腹をくくった 樺太静香から本土に単身渡った 数え年 17 歳の軍国少年だった   戦うこともなく敗戦した 傷心の 19 歳は親元に帰った 引き揚げてきた登別では老父勢吉がいた 勢吉の妹は静香で置屋にいた 妹タケは食い扶持を求めて鵡川で後妻に入った   鵡川の叔母を訪ね漁師をした 荒んだ心の吐きどころを欲していた 21 の時嫁をあてがえば落ち着くだろう 老父は樺太で気性を知った娘を呼んだ 大阪に戻っていたユミ子は赤い服を着て嫁に入った 富士製鉄(日本製鉄の前身)の薄板工場で働いた 酒を浴びるほど呑みながら運命に抗った ネガティブな感情は抑制できなかった ユミ子は流産した その後すぐに妊娠して俺を産んだ 22 歳の青年は父親になった 男気だけは溶鉱炉の現場で下の信望を得ていた   俺は 75 歳を数えていた 父國一が鬼籍に入った 74 歳を超えた 世界恐慌が始まる 2 年前の 1927 年に生まれた 激動の昭和初期に幼少期を過ごした 太平洋戦争の開戦は多感な少年の一生を狂わした 存命していれば今日 97 歳になる   不遇な軍国少年の慈愛の深さを知った 娘琴代が交通事故死したときに一人泣いた その情愛は俺にもきっと流れていることだろう 生き残ったからこそ俺がいる 感謝しかない   〔 2024 年 10 月 26 日書き下ろし。父の誕生に想いを馳せる〕

胸騒ぎ

虚しさを感じるのはなぜか 何か不吉な予感に抗えぬ さもしい欲と利権が顕わにされる 疑義は残され胸騒ぎが強まる   正義の実現は可能なのか 政治への不穏な空気に落ち着かぬ 虚偽と非難の応酬が苛立たせる 期待は外れ胸騒ぎは増すばかりだ   噓がなぜ説得力を持つのか 真実を矮小化して未来を閉ざす 確証も納得も無視される 何を制裁すべきか胸騒ぎは止まらない   安心安全の神話は崩れるのか 不安が動揺を生み明日を曇らす 分断は格差をさらに広げ深める 何が歯車を狂わしたのか胸騒ぎは続く   〔 2024 年 10 月 26 日書き下ろし。衆議院選挙が明日に迫る。不安定な政情が始まるのか。米大統領選挙も僅差の勝負だ。世界の行く末にも不安は募る〕  

娘に

晴れやかに颯爽と生きよ 行く末にも動じず粋に生きよ 気まぐれレシピのごとく心躍らせ生きよ   時の残酷さを心に刻み生きよ 理不尽な残酷さにも耐えて生きよ 生きるを共にする者たちと生き続けよ   〔 2024 年 10 月 25 日書き下ろし。長女の誕生日を祝す〕

臆病者たち

何を畏れているのか 臆病者は蚤の心臓でオドオドする   何が気に障るのか 臆病者は小さな音にビクつく   何で怒るのか 臆病者は偏見を当たり前にする   何を怖がるのか 臆病者は憎しみを友とする   何が気にかかるのか 臆病者は卑劣漢を纏う   何で威張るのか 臆病者は強がりを演じる   臆病者は脅威に身を包む  偏見を抱き優生思想を正当化する 差別を肯定し劣等遺伝と吹聴する 憎悪を強め非人間性へと導く   臆病者は脅威に身を任せる  異文化を排斥し破壊を繰り返す 異教を否定し相殺を繰り返す 異民を蔑視し攻防を繰り返す   臆病者は脅威に身を滅ぼす 不遜な歴史は顛末を予言する 不義な行動は天罰が下る 不徳な選択は己の人間性を棄てる   〔 2024 年 10 月 22 日書き下ろし。臆病者たちが世界を歪める〕

情報過多で選べない

情報過多で簡単に誰かとは決めかねる グダグダに変色する政党色 ボロボロに批判される候補者 クタクタにもまれる公約もどき ドロドロに煮えたぎる内部抗争   メディアは専門家の予想で賑わう バタバタ当落の情報が入り乱れる タラタラ愚痴をこぼすのは危ない うかうか応援についたのが凶と出る ガラガラな街頭演説では逆転は無理か   さてさて危ない立候補者の胸中はいかに 特権階級からただの人になる不安 特権を奪われることへの不満 特権で儲けられないことへの惜しさ 特権のありがたみを知ることへの悔悟 特権を独り占めにしたことへの報い   大胆な改革を提案することもない 相変わらずの信念なき小手先の改革案 小事に固執する姑息さは保身でしかない 相変わらずの派閥色とドンの組織体制 派閥の解散は再編成へと舵を切る 相変わらずの反省なき自己容認 能力よりも損得勘定と錬金術が問われる 相変わらぬ選挙後の民心を得たとの正当化 恥知らずではなく雪辱を果たしたと主張する   〔 2024 年 10 月 20 日書き下ろし。盛り下がる選挙戦。残り 1 週間で民心はどう判断するのか。不安が募る〕

まずは投票に行こう

無党派と 粋がる前に まず投票 無党派の 出入り次第で 国変わる 寝てるふり している隙に 国滅ぶ 悔いなしと 重み感じて 票入れる 左右する 侮るなかれ 無党派を 棄権する 無用な人と 我なれし 判断は 未来を見据えて いまを知る 子の危険 煽る戦意に 無責任 軽はずみ 棄権導く 無関心 思慮浅し つけ込まれても 抗えず 恩がある ほんとにそうか 立ち止まれ 済世と 地域創生 かかる票 政治家に たぶらかされるも ピリオドを 見捨てるか 不正を正す このチャンス 誠実さ 求めてしがない 妥協点 正論と おぼしき言葉に 惑わされ   腐心する 派閥政治の 再編成 改革を 笑止千万 その口で 物価高 身の切る辛さ 放置する 本気度を 見るのは下野に 落ちてから 政党が 選んだ人に 不信感 特権を 威喝に変えて 豪語する 諦めて 棄ててはならぬ 一票は   お題目 地域のためと 何もせず 何もせず することひとつ 税を喰う 税を喰う 裏金つくって さらに喰う さらに喰う 特権使って 保身する 保身する 選挙に勝てば 後はチャラ   私利私欲 権力足せば 独裁者 敬意なく 尊ぶことも 色あせる 民意とは 政治と人を 導く手   〔 2024 年 10 月 19 日書き下ろし。投票に行くだけで無用な者を淘汰する機会が生まれる〕

選挙戦に思う

信なくも あやかる人気 他人(ひと)頼み ズブズブの 協会バックに カムバック 遺影持ち 街頭賑わす アベイズム 禊ぎなる 勝てば悪行 許される バカを見る 恩義で入れる 一票か 公約は 騙しの言葉 何度でも 劣勢は 身から出た錆び 許すまじ 甘言に 騙されません 有権者 国防も 危機を煽って 盗む票 靖国に 願掛け詣で 非戦なし 無為なるか やれぬやらぬの 底見える 頭下げ 恥を忍んで 票を取る 連呼する 名前だけでも 有名人 逆風は チャンスとばかり 懇願す 実入りあり バッジの威力 魅入られる したたかに 二枚舌をも 正当化 過半数 割れてはじめて 改革へ 規制法 ザルにしたのに 批判する 言い訳も 舌先三寸 常套に 政権を 内部崩壊 嬉々走る  にたり顔 薄気味悪し 極右翼 お仕置きは いまが躾けの 時と知る 難局を 誰に委ねる 迷う票 軽信と 軽率見られ 支持不変 賢さが 問われる危機に 無関心 民の声 勝って豪語する 傲慢者 政党の 色あせてゆく 飽きの空 米国と やり合うだけの 気概なし 夢想する 経済成長 頭打ち 妄想を 語るだけの 選挙戦 御神輿は 世襲の軽さ 支持持続 ドン争い 手綱引き締め 喝入れる 官僚は 手ぐすね引いて 結果待ち 体制は 内部抗争 勃発に 〔 2024 年 10 月 19 日書き下ろし。さてさて衆議院選挙の戦況はいかに〕 

怪物にする

あるところに怪物がいました 恐ろしいことを言ってもみんなは震えたふりをしました 噓とすぐに分かることでもみんなは信じたふりをしました おおぼらを吹いてもみんなは驚いたふりをしました   怪物だとおだてると敵をやっつけてくれました 怪物だと畏れるといい気になってつけ上がります 怪物にしておかないと敵が襲ってきます   実はとても臆病者なんです 弱い者には偉そうにしてるだけです 好き勝手を言えるのもいまのうちです だってみんなが飽きたらポイ捨てなんです   みんなたくさんの不満を持っているんです みんなたくさんの不安を抱えているんです みんなとてもお金にも仕事にも困っているんです このままだと爆発してしまいそうなんです   怪物は不満のはけ口なんです 大きな罪はみんな背負ってくれます 怪物は張り子の虎なんです 大きな口を叩いても中味は全くありません 怪物は卑屈な根性の象徴なんです みんなの心の醜さを素直に表しています 怪物は褒められれば調子をこくんです みんな扱い方は心得ていて問題ありません   怪物だとおだてておけばしばらく安心です 怪物を時々刺激しないとダレてしまいます 怪物は怒りのエキスをエネルギーにしています 怪物はわたしたちの心の卑しき友なのです だからみんな大好きなんです   〔 2024 年 10 月 16 日書き下ろし。怪物にするのはいったい誰なのか。勘違いした怪物がゾロゾロとどこかしこに出現する〕

延命拒否

35 年前妻宛に残した一通の手紙 日本中を飛んで歩いていた時代だった パンツの替えは忘れなかった 旅先で何か起こった時に汚れた下着は恥だった   もしも存命の確率が低ければ延命措置を拒否する その文書を妻宛の手紙に託していたのだ 尊厳死が社会問題になるはしりだった 臓器移植も眼球バンクの登録カードを財布に入れていた 脳死による臓器移植や保険証に意思表示する前時代だった   集中治療を受ければ高額な医療費が残された家族に負わされる すでに生命維持でしかない仮死状態で延命する意味はない 苦しみを長引かせるだけの様々な医療器具や薬剤が使われる 救命ではない処置に医師の倫理観も問われる 目を落とすまで奇跡を信じる家族は祈り続ける 家族はジレンマを抱えながら苦渋の決定を下す   命の値段も確かにある 裕福な者たちは高額な医療を受けて存命を維持する それを誇る者たちを冷ややかに見る自分がいる 貧困な者たちは治療を受ける機会さえ奪われる 貧富の格差を如実に見せられて憤る自分がいる   明確に延命拒否する意思を医師は社会は尊重するのか 最期の意思決定を託した手紙はいまも手元に置かれたままだ 書き換えをすることもなくいまも有効性を保持する   〔 2024 年 10 月 15 日書き下ろし。尊厳死や安楽死について社会的な関心はまだ低調だ。当事者や家族が当面することで個別化される。そのとき医療機関はどう対応しているの知りたい〕

持ち帰る詩集

幼稚園でのワークショップ( WS ) いつもの研究会の講演や実践発表と違い本音が協議に表出した 参加した 60 名の内 46 名( 76 %)が感想を残した 教材にした詩集「幼子の瞳に魅入られて」を持ち帰る 家でもう一度じっくり読みたいと 46 人中 8 人がそう記していた   心に疼いた思いや迷いと疑問を真っ直ぐに問いかける詩 ゆっくり感じたい 考えさせられ気づきを与えられる詩 ゆっくり読み返したい ゆっくり読み込んでみたい 心打たれる多くの詩編 ゆっくり読み直したい どれも心に響くものばかりで感動した詩 何度も読み返そう 保育者としての自分とありのままの自分に向けられた詩 深く心に残り今後も何度も読み返したい さらに 2 名が自園に戻り詩を共有したいと記した   せわしなく展開した WS の 2 時間 次から次へと朗読される詩に感想や意見を求められる 読み話しつつ聴くという流れに否応なく巻き込まれる 落ち着いて詩を味わうことも許されず時間は容赦なく過ぎる 伝え合い違いを認め合い共感し共有した未知なる学びを知る 人前で気持ちを述べることへの苦手意識が解かれたことに驚く 2 時間が長いという予想は見事に外れ集中と熱中の有意義な時間となった 参加型の方法は固定されない役割分担によりより参加意識が高まった 乳児を抱えた人や保護者が参加したことで保護者目線の意見も反映した   求められるのは何か 詩やグループのメンバーに触発された自意識 自己の内面との途切れのない真剣な対話 自己開示の暗示にかけられたかのような空気感 揺らぐ心の内を初対面の人に明かす素直さ 拒むこともなく優しく受容される喜びと安心感 職業人としての生き方と人間としてのあり方の自問自答   心を動かされた詩編 WS の目的の詩編「確かめる」 全ての言葉が心に刺さり涙が出た 自分の保育が子どもや保護者に与えた影響の集約と受け止めた 「ほめる」には言葉がけの足りなさに気づく 坦々とこなしていることへの気づきもあった 「初めてがたくさん」には子らとの信頼の構築の難しさを記す 再度読み返し自分を見つめ直し...

ザワザワする

世間の常識が通じない 道徳の善悪のグレーゾーンの拡大 人としてのあるべき倫理観の揺らぎ 社会正義への是非の判断力の劣化 深刻な話題に悪乗りする軽薄さ ザワザワしている   世間の体裁が通じない 不遇な人を卑下するヘクト 虚言に満ちた悪意ある中傷 TV の情報の垂れ流しと低俗化した笑い 利得に執着する欲と不関心の増長 政治に踊らされるプロパガンダ ザワザワしてくる   世間で正当化に走る 虚偽を見抜けぬネット記事の軽信 劣等感と憎悪に満ちた匿名での個人攻撃 互いの違いを認め合う寛容性の破棄 自己中心で抑制の効かぬ憤怒 同調圧力に屈する共感性の鈍化 ザワザワしても気にならない   世間の良識の崩壊が進む 獲得される知識の貧困と陳腐化 取得される情報の偏向と偏重 つながりを軽視するコミュニケーション 心からつながれない人間不信と自己保身 社会からの求めに応えられない有用性 ザワザワをなぜか愉しむ   社会に蔓延するザワザワの要因 良識の不形成と未来を託せぬ強い痛み 〔 2024 年 10 月 13 日書き下ろし。巷にザワザワ感が満ちる。落ち着くことなく続く苦痛の原因は良識がなし崩されていくことか〕

忘れかけていたおもい

忘れかけていた歌 思い出せない歌詞 おぼろげなメロディー ふと口ずさんだ 青春のほろ苦さだけが残っていた   忘れかけていた友 思い出せない対抗心 おぼろげな敗北 ふと顔が浮かんだ 青春のやるせなさがよぎった   忘れかけていたあの人 思い出せないジェラシー おぼろげな恋心 ふと痛みが走った 青春の挫折の始まりだった   忘れかけていた希み 思い出せない頓挫 おぼろげな妥協 ふと意志の弱さが見えた 青春の深い悔いがよみがえった   忘れかけていた痛み 思い出したくない失敗 おぼろげにする記憶 ふと立ち止まった 青春の汚点をいまだ恥じるのか 忘れかけていたのではない 忘れたいという思いの強さなのだと 記憶の淵に居残る青春の残像   〔 2024 年 10 月 11 日書き下ろし。封印したい青春の思い出がよぎる。忘れかけていたというより忘れたいという思いの強さが記憶の淵に居残る。いま速報でノーベル平和賞に日本被団協が受賞した。世界の核廃絶に向けた運動はいまこそ重要であるという評価であり、日本政府の後ろ向きな対応に NO を突きつけた〕

流される男

自分を見失った男はただ忘却の河に流される 自分を感じられない男はただ時間の河に流される 自分が何ものでもなくなった男はただ無常の河に流される   為すべきことさえ放置した男は無為の河に流れた 働くことさえ拒否した男は怠惰の河に流れた 情感さえ鈍った男は傍観の河に流れた   逆らうことを諦めた男はただ黙認の河を流れる 考えることを棄てた男はただ追従の河を流れる 話すことをやめた男はただ沈黙の河を流れる   相手に翻弄される男は狐疑の河に流された 相手にされなくなった男は孤独の河に流された 相手の空気を読めぬ男は孤立の河に流された   裏切られた男は不信の河の流れに身を捨てた 自らを過信した男は傲慢の河の流れに溺れた 欺き嘘偽りがバレた男は侮蔑の河に身を投げた   事に身構えることもなく男は穏やかだった 何かを求められることもなく男は安らかだった 欲情を掻き立てることもなく男は静かだった 何も期待されることもなく男は河の流れに身を委ねた   つまらぬ男の人生で果たしていいのか ふと自意識が河の流れに抗うように蘇る 突然俺って何ものだと憤りの叫び声をあげた   〔 2024 年 10 月 9 日書き下ろし。人は絶えず河の流れに身を置きつつ存在を確かめる〕  

なぜ沁みるのか

心の内が見透かれた いまの気持ちと向き合った 憧れたおもいが輝きを失っていた 幼子の真っ直ぐな瞳が眩しかった どうしたんだろう 不思議な感覚が心に走った 一編の詩に惑われた   心が揺らいだ 周りが熱いトークに沸いた 発する言葉が喜んでいる なぜか素直になれた自分を見つけた どうしたんだろう 不思議な雰囲気に包まれた 一編の詩に動かされた   心が欲した いまの自分を確かめたかった 忘れかけていた自問を繰り返した 仕事への熱情を想い出すように問いかけた どうしたんだろう 不思議な時間を共有していた 一編の詩が場を支配した   心に刺さった 怠惰な自分を明るく戒めた まだ大丈夫というおもいが募った 立ち止まって共に考える学びを知った どうしたんだろう 不思議な精力が満ちてきた 一編の詩が道標となった   この詩に出会わなかったなら振り返ることはなかった この詩に触発されなかったら見直すことはしなかった この詩を共有してなければ確かめ合うはなかった   詩集「幼子の瞳に魅入られて」から心惹かれる一編を手にした 傍らに置いて朗読することを自らに課した 幼子への愛と希望を確かめるために 仕事への責務と努力を確かめるために 生きることへの啓示を確かめるために   〔 2024 年 10 月 9 日書き下ろし。先の幼稚園の研修会で実施したワークショップの感想を描いてみた。1100編目の投稿となる〕

これからの私が前に進む

詩が朗読された そんな機会が与えられるとは思いもしなかった 偶然グループになった人たちの声が弾む 初めて出会った人と素直に話せる自分を見つけた 詩を介していまの自分を見つめる   詩を朗読する 忙しく過ごしていたことで忘れていた自分と出会う 詩に触発されてメンバーはおもいおもいに自由に語る 遮るものも躊躇する自分が自然と消えた 詩を解して仕事へ向き合う自分を見つけた   詩の朗読を聴く 初めて仕事に就いた時を思い起こす 初めて幼子が心を寄せた時を想い出す 詩から醸し出される仕事の風景に揺さぶられる 詩に突き動かされる自分に向き合っていた   詩の朗読が沁みた 今日までの生き方が問われた 人としてのあり方が問われた 仕事への覚悟が問われていた 詩に導かれて確かめる自分に共感する仲間が支えた   詩の朗読を続けよう 詩集『幼子の瞳に魅入られて』が手元に残った 保育者として頑張るエールを贈ってくれる 親として子育てに奮闘する気持ちを支えてくれる 人として生きていく覚悟を示してくれる 一期一会の出会いの研究会でこれからの自分を確かめる   〔 2024 年 10 月 8 日書き下ろし。札幌市私立幼稚園教育研究大会発寒にこりんこども園の会場で出会った保育士の方々のワークショップでの意見・感想をいただき衷心より感謝したい〕

まちを動かす主人公

空知管内月形町で地域福祉を語り合う 福祉でまちづくり推進フォーラム 町民が一番集まる町民フォーラム 今年は 11 月中旬に開催する   町民の福祉意識の啓発や活動への参加を促す 地域の課題をグループワークでもんできた 時には地域福祉実践計画の町民の声を集めた ボランティアの必要性と活動のあり方を共有した 有償サービスを進める方策も論議した   グループワークを進めるのはあずましプラン推進委員 あずましプランは月形町の地域福祉実践計画の愛称 策定に参画した推進委員の町民が協議を下支えする 推進委員は計画の評価にも関わり社協と協働する   社協スタッフと骨太の企画を立てた 今年は福祉をも包含する視点でのまちづくりを提案された 10月21 日推進会議で企画案をもんで各自の役割を決める   ここで生きるにはどんな覚悟がいるのか このまちでどう生きてどう暮らしたいのか このまちでどう学んでどう働きたいのか このまちでどう老いてどう最期を迎えたいのか   ここで幸せになるにはどんなつながりを求めるのか 誰かとどうつながることが幸せになれるのか 誰かとどうつながらなければ幸せにはなれないのか 誰かがつながることを待つだけで幸せになれるのか   まちづくりの主役はわたしとあなた 一緒に考えて語り合う 一緒に感じて喜び合う 一緒に動いて心に汗する 大切な人とのつながりを豊かにしたい 近隣の人とのつながりを確かめ合いたい 地域の人とのつながりを絆に紡いでいきたい まちの人とのつながりが笑顔になるよう動いていきたい 月形町民フォーラムは町民の心意気をひとつにする   〔 2024 年 10 月 7 日書き下ろし。小さなまちで奇跡を起こしたい。そのきっかけづくりを推進委員にも担ってほしい〕

板挟みのジレンマ

やりたいのに邪魔される やりたくないのに仕向けられる やればそっぽを向くと脅される やるかやらぬか薄気味悪く冷笑する ジレンマに陥った   共感と納得が看板倒れになる 裏金議員は公認に数を集める 総裁選に敗れた者は圧力をかける お友だち内閣と揶揄して憚らない ジレンマにもがく   意に反すれば操り人形になるしかない 意に添えば誰もが納得するわけない 緊急事態の外れクジを引かされた 負ければ退任要求の数を呼ぶ 勝つことは叶わずとも踏ん張れるか ジレンマとの闘いが始まった   裏金議員の公認は難しい 比例区重複も厳しい 果たしてどんな判断下るやら戦々恐々する 何を持って信頼を回復できるのか 誰も出来ない改革に身を捨てて活路を見出すか ジレンマを払拭するしか道はない   政治の信頼を見事に裏切ってきたのは誰なのか 地元も支援を憚る恥ずかしさを知らしめたい バッジをつければ頷くだけの特権階級は手放せない 得意のパワハラ封印ししばらく謝罪詣でと我慢する 選挙に勝てば禊ぎは済んだとすぐに顎をしゃくる ジレンマは新たな辛辣さを装う   〔 2024 年 10 月 6 日書き下ろし。数は当然減らす覚悟で石破首相は公認の是非を判断する〕 

人間失格

口を開けば相手を貶め薄汚く罵倒する 浅ましい中傷は己の道徳性を踏みにじる 侮辱する悪口は己の人間性を否定する 扇動する言動は己の劣等感を表出する 虚偽する詭弁は己の虚像を妄信する 妄想する暴走は己の恥辱を暴き出す   妬みと恨みを抱えて執念深く生きる 共感なき無神経さは己を孤立させる 正義なき卑劣さは己を慢心させる 良心なき冷酷さは己を腐敗させる            信仰なき狡猾さは己を信奉させる 理念なき傲慢さは己を破滅させる   こんな人間に感化されたものたちよ 理性を失い感情を歪めひたすら隷従する 邪道に走る悪徳の喜びに歓喜する 厚顔無恥にして貪欲に私利私欲に溺れる 覚醒することなく洗脳され支配され続ける 狂信の呪縛は解けず敵愾心を燃やし銃を握る   世と人を破壊と殺戮で翻弄したものたちよ 人間失格の裁定は歴史に刻まれる            人間失格の烙印は後世に語り継がれる 人間失格のまま人生の終焉を迎える そして新たなものが破滅の道へと扇動する   〔 2024 年 10 月 5 日書き下ろし。なぜ悪意に満ちた者たちが世界の指導者然としてあるのか。歴史に学ばぬ人間の強欲がなぜ支持されるのか。歴史はまたも繰り返されていく〕

待ち焦がれた処方箋

白内障手術から右目は 24 日目で左目は 10 日目 毎日 3 回の点眼もそつなくこなした まだまだ続くが面倒くささも否応なしだ 今日は眼鏡をつくるための検眼 持ち焦がれた処方箋が出る日だ   弱近視のレンズを入れた パソコンのモニター画面は裸眼でも見える 細かいものは目を近づけなければならない ただ眼の先のものは見えずらくなった だから拡大鏡の眼鏡を妻から譲り受けた   遠方が問題だ これでは運転免許証の更新が出来ぬ 誕生日を過ぎ更新の最終日まで 16 日間 車で移動しなければならない仕事まで 11 日間 今日が眼鏡をつくる絶妙なタイミングだ 処方箋を持って眼鏡店に直行する 1 週間程度で仕上がるという   運転免許証の更新以上に日常的な不便が解消する 眼鏡なしの生活をしたことがないので時々外す動作をする 苦笑するが習慣というのはこういうことかと変に納得する 今日の検眼でどの程度視力が戻っているのかも楽しみだ 眩しさは幾分落ち着いてきた それでも外に出るときには度のないサングラスをかける 車の運転時もサングラスは欠かせないだろう   ようやくここまできた もうしばらくの辛抱だと言い聞かせなからパソコンを打つ 問題は年齢に比例して疲れやすくなったことか 眼が疲れると眠くなるのは困ったものだ 裸眼で画面を見ることの疲労なのかも知れない まずは朝一で眼科に向かおう 眼が良くなるというのは素直に嬉しい 朝 5 時もう行く支度は出来ていた   〔 2024 年 10 月 4 日書き下ろし。子どもの遠足の朝のような気分か〕

ろくなもんじゃない

やる気もその気もないくせに 出来もしないで放言する 結局誰かが尻拭い ろくなもんじゃない   ちやほやされればいい気になるが すぐに飽きられそっぽ向く 結局誰もが距離を置く  ろくなもんじゃない   実力あると偉ぶって お調子こいてずっこける 結局誰かに八つ当たり ろくなもんじゃない   約束しても守れずに とがめばすぐにひねくれる 結局誰かにお鉢が回る ろくなもんじゃない   大丈夫だと自信ありげに 期待するだけ裏切られる 結局誰にも無視される ろくなもんじゃない   優しさなんて身につかず 同情なんかしてられない 結局誰にもはじかれる ろくなもんじゃない   金の無心は上手だが 浪費で身代潰れそう 結局誰かが肩代わり ろくなもんじゃない 〔 2024 年 10 月 2 日書き下ろし。世の中いろんなろくでなしがいるもんだ〕

つながらないマイナポータル

マイナンバーカードを強引に押し進めた 普及のための惜しげもなく奨励金をばら撒いた どうせ登録するならもらった方がお得です こぞってカードを作った   健康保険証もカードに組み込む 霞ヶ関の官僚たちさえ登録率は低かった トラブルが起こっても些末なことだと弁解した 自信ありげに旗を振った大臣が退任した   昨日札幌市から健康保険証への登録を促す文書が来た 私はカードすら持ってない ここに来てマイナポータルが不具合を起こした 復旧の見通し立たずサイトへのアクセス集中が原因か その程度でダウンする設計がそもそも原因だ ハッキングに弱いというシステムに果たして信頼は寄せられるのか   フル稼働しているわけではない 医療機関でもどんどん不具合は起こるだろう 想定内の処理なら瞬時だがそうではない 莫大な情報量を目的によって処理するための設計は盤石ではあり得ない まだまだよちよち歩きを始めたばかりだ 号令一下マイナンバーカードをつくり翻弄される 不安と不信を増幅させながら信頼を作り上げねばならない 人を見下した大臣が去りデジタル庁が利用の見直しするのか 例え最後の未登録者のなっても見届けよう   システムの設計と運用は人の手になる システムのトラブルは当たり前に起こる 情報へのアクセスはハッカーにはたやすいかも知れない 裸のシステムを国家が管理する怖さを今日も知らされた 医療機関でも苦慮するなか運転免許証まで来春には組み込む まずは情報管理の徹底と安全を担保し信用を構築しなければならない 前大臣のさも大丈夫というひねた表情がうさんくさい 〔 2024 年 10 月 2 日書き下ろし。今日トラブった。起きて当たり前のことと認識したい。ドンドントラブって想定外の対応を保守と開発の為に最善を尽くさねばならない〕

弁護士ロイ・コーンの教え

勝つためには手段は選ばぬ 違法行為すら辞さない何でもありのコーンの教え 若きトランプは覚醒する   勝つための冷酷で非情な 3 つのルール <ルール 1 :攻撃せよ> <ルール 2 :決して過ちを認めるな> <ルール 3 :勝利を主張し続けろ>   トランプは怪物になった プーチンも同じルールで戦い続ける イスラエルのネタニヤフ首相も殲滅戦を続ける 過去に愛国者を気取る指導者たちが同じ轍を踏む   NY タイムスの社説はトランプを「あらゆる面で大統領に不適格」とした 恣意的な人事やイラン核合意からの離脱などが大きな禍根を残したと批判 知性や勇気そして品格にも劣るトランプの返り咲きに警鐘を鳴らす 「前回の任期よりも大きな被害と分断をもたらす」と断言する 取り返しのつかない民主主義の理念や制度の崩壊を予見する   白人至上主義者には彼らを擁護し非白人を罵るトランプに狂気の声を上げる 道徳心や倫理をも放棄したトランプのアジテーションに酔い熱狂の拳を突き上げる 事実を歪曲しフェークで扇動されていると知りつつもカルト集団の狂信は揺るがない   3 つのルールこそ支配者は信奉する 世界を震撼させる恐怖のルール 世界を破滅させる悪魔のルール 世界を席巻する独裁のルール   3 つのルールこそ追従者を残酷にする 黙認し支持することへの罪過 魂を抜かれることへの隷属 歪んだ心に導かれたことへの悔恨   〔 2024 年 10 月 2 日書き下ろし。世界中で最も「ヤバい大統領」と呼ばれたドナルド・トランプの若き日を描いた映画『 The Apprentice 』(原題)が、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』の邦題で、来年( 2025 年) 1 月 17 日より TOHO シネマズ日比谷ほか全国で公開されることが決定した。全米では大統領選挙直前となる 10 月 11 日に公開される( ORICON NEWS   2024/10/02 )〕

好奇心を刺激する

好奇心が刺激された 心のうちをちょっと覗いた 果たしてギューッと心が鷲づかみになる その手応えを感じてみる   好奇心が湧いた 未知なる世界へと誘う 果たしてピンときた直感を信じたい その強さに身を預けたい   好奇心が動いた やる気がその気にさせる 果たしてガーンとスイッチが入る その反動を感じたい   好奇心が研ぎ澄まされる 求めるものの正体が現れる 果たしてキリキリした緊張感が心地よい その反応に身を投じたい   好奇心が育てる 成長のバロメーターに変わる 果たしてドキドキした探求心で満ちてゆく その渇望に精気をもらおう   好奇心は枯渇させてはならない 生きていることの感性への刺激 生きていくことへの思索への刺激 生きることへの共生共存への刺激   〔 2024 年 10 月 1 日書き下ろし。老いてもなお好奇心のアンテナは磨いておきたい〕