色褪せる

 

心動かぬ

虚像からの退廃感

心躍らぬ

拘束からの退嬰感

心惹かれぬ

技巧からの衰退感

 

色褪せてゆく

怠惰な日常風景

無味乾燥な時間

無気力なこころ模様

 

こころ動かぬ 

無為を恥じる

こころ躍らぬ

生気を失う

こころ惹かれぬ

感性を鈍らす

 

色褪せてゆく

過去の実績と想い出

出会いとときめき

セピア色した失意と失望

 

精彩を欠く営みがダラダラと続く

ライフスタイルはブツブツと崩れだす

退屈の虫がゾロゾロと這い出す

世捨て人にはなれぬとスゴスゴと諦める

春光に誘われてモゾモゾと動き出す

発すべき鼓動をドックンドックンと感じる

 

なぜか書く意欲が甦る

胎動に突き動かされる

世に希望の兆しを見つけたい

書くことに専心しよう

 

※退嬰(たいえい)新しい物事を積極的に受け入れていくような意気込みがないこと。

※胎動(たいどう)内部で新しい物事が動き出すこと。内面の新しい動き。

 

〔2022年3月20日書き下ろし。色褪せたこころ模様でもいまは書くしか道はない〕

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