皮肉なネーミング
ウクライナの戦場にKamikazeが飛ぶ
ロシアもKamikazeを飛ばす
戦線の背後を攻撃する弾頭ドローン
搭載カメラと全地球測位システム(GPS)で付近の敵を捜索
攻撃目標が見つかり次第指令を受信
時速100マイルに加速され急降下して衝突と同時に爆発する
これよりもっと安価な徘徊型自爆ドローン
持ち運びの楽な小型で速度が遅い使い捨てドローン
これでウクライナは戦果を上げる
神風特攻隊に由来するドローンの命名
敵に体当たりして自滅する破れかぶれ戦法
旧日本軍の若鷲たちが零戦で突っ込んだ
敗戦を隠し軍部が死守防衛と偽って無駄死を命じた
恐るべき無謀な作戦に尊い命と未来を落とした
若鷲の純粋な国土防衛の特攻精神を穢した者たちは生き残る
その名が付けられたドローンはいま戦場で双方の兵器として飛ぶ
KamikazeDroneと命名された自爆ドローン
無人であるだけに対敵への攻撃には最良兵器
感知されにくいドローンは攻撃力を高め効率よく殺傷する
この戦争で悪しき旧日本軍の戦法が大手を振るう
なんという黒い敗戦史の皮肉か
若鷲の未来を奪った戦法が甦る
なんというおぞましく軽率な命名か
若鷲の母たちの悔悟が甦る
〔2022年4月1日書き下ろし。双方がKamikazeで攻撃し殺し合う。戦争とは何という皮肉なネーミングで戦史を学ばされるものなのか〕