対ドイツ戦勝記念日の無念

屈辱の歴史を生きる民を救う独裁者の政治を信奉する

忍従を強いられてきた民は私欲に溺れる政治を否定しない

隷属の民は根拠のない情報を発する政治に真実を求めない

洗脳された民は国際社会の圧力を不当だと政治を支持する

従順な民はポピュリズムを悪用する政治の恐怖も知り尽くしている

 

2022年2月特別軍事作戦が始まった

民族主義者やネオナチを制圧する正義の戦いだ

2014年2月ウクライナの政変がロシアの危機意識を高めた

親ロシア派の政権が倒れ親欧米路線の政権が誕生したのだ

プーチンはウクライナが欧米寄りになることを恐れ断固阻止したかった

東部にいた親ロシア派が武装蜂起する

プーチンは非正規の戦闘員を送り込み画策させる

東部のロシア系住民が「集団殺害」される危険がある

ウクライナ政府を根拠のない「ネオナチ」と批判し弾劾する

8年間無恥なる国営メディアはフェイクニュースを流し続けた

 

9日対ドイツ戦勝記念日を祝う大規模軍事パレード

「ウクライナに軍事施設がつくられ、北大西洋条約機構(NATO)諸国が最新兵器を供給して危険が増していたので、侵攻はやむを得ない、唯一の正しい決断だった」

プーチンは演説で侵攻を正当化し全国民を騙しにかかった

順序が真逆だったことはロシア国民は知る由もなかった

 

ただ欧米で臆測された「戦争」宣言は出来なかったに違いない

戦局はプーチンのプランを遙かに裏切る惨めな戦況を呈していた

前線での苦戦は続き士気は下がり指揮権も蔑ろにされ命令違反も起こる

兵器の補給も修理も生産もままならない事態はより深刻になっていく

戦果を上げるには軍備態勢を立て直すしかない

戦争宣言することは国民の不満と不信を招く恐れがある

徴兵も素人を前線に送り出すには訓練も時間も必要だ

6月にはウクライナの防衛体制は欧米の兵器で応戦可能となる

 

1991年のソ連崩壊後ロシアの国際的な地位は低下した

軍備を整え国を立て直したのがプーチンだった。

政治や経済に精通している素晴らしい大統領と国民は称賛した

その実績も評価も信頼も風前の灯火となってきている

 

民は刷り込まされた判断不能な虚偽の正義に身を委ねる

民はウクライナ軍が都市を壊滅させ自国の民を殺戮していると信じる

民が騙されて煮え湯を飲まされたことに気づく日はそう遠くはない

民はプーチンの一方的な軍事侵略だと真実を知る日は決して遠くない

民は国際的に孤立した国家になったことに絶望する日から希望は生まれる

 

〔2022年5月10日書き下ろし。この戦争に正義も勝利もない。プーチンの歪んだ歴史観と征服欲でしかない。その家族は欧州で優雅に暮らし続ける。愛人の妊娠報道までこのタイミングで流れてきた〕

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