永遠平和をつくる

人は弱いが故に戦うしかなかった

人は火を得た

人は火薬を得た

火は兵器へとバージョンアップされた

戦いは常に人間の邪悪さを露わにしてきた

 

火器はいつか大量殺戮の爆弾へと進化した

戦車や飛行機そしてミサイルと次から次へと開発された

殺傷力を強化した戦いは熾烈を極め死屍累々たる惨状となった

 

人は平和の時間を惜しんで新しい兵器と兵士の増強を図った

人は敵をつくり戦うことに快感を覚え自制できなかった

世界で初めて戦争を放棄した日本は羨望の国となった

太平洋戦争に敗北し77年間世界の誰ひとりとして殺してはいなかった

銃を持つ手に平和の理念を掲げ平和外交を選んだ

 

世界は戦争と紛争そして内戦に明け暮れていた

バカが米国と共謀して集団的自衛権を強引に施行した

平和の国の日本は軍事力で他国を圧する国になった

世界の信頼は揺るぎ攻撃される対象となった

 

軍備を拡張し防衛に備えることを国是とする

北朝鮮の挑発はいずれ全土に及ぶと煽って選挙に勝った

中国の侵攻はいずれ沖縄に及ぶと台湾を擁護する

ロシアの侵攻はいずれ北海道にも及ぶと憲法改正を訴える

 

戦うことを想定し平和外交の努力を放棄する

邪悪な人間の存在が阿修羅の世に誘う

平和はいとも簡単に蹂躙され焦土と化した土に葬られる

犠牲になる者が運命として受け入れるにはえぐ過ぎる

 

戦争の悲惨さを知らぬ世代の政治家たちこそ邪悪の根源

いま享受している平和を守る為に邪悪な者たちに戦いを挑む

いま手中にある平和の価値を知る者として戦いに挑む

いままでつくりあげた平和を次の世代に手渡すための戦いに挑む

いまこそ人は永遠平和を求め続けなければならない存在となる

 

〔2022年5月4日書き下ろし。明日の子どもの日を前に永遠平和へのおもいこそ語り継ぎたい〕

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