自分を見つめ直す

1980年代「24時間戦えますか」のCMは一世を風靡(ふうび)した

残業など日常だったモーレツ社員は死語となって久しい

その孫たちの世代がいま若者となった

 

コロナが世界を一変させた

パンデミックやウクライナ戦争はグローバルな世界に鉄槌を下した

国内の経済の成長は鈍化し若者は非正規雇用に職を求めた

経済格差は教育そして福祉の貧困層を直撃し差別を増長させた

自民党一党の政治はおごりにおごり自浄能力すら失った

国政は品格に欠ける議員たちの権勢と欲望の狩り場となった

地球の環境問題は気候変動を招き世界中ではじけて暴れる

線状降水帯と前線の共同戦線は場所をランダムに替えて襲う

東北一帯は河川の氾濫で家もまちも山も押しつぶされていく

 

第7波のコロナの感染は収まるところを知らず

それ以前の飲食店や観光への行動規制が他人事のように

経済を優先した行政は検証なき規制を捨てざるを得なかった

拡大を続ける一方お盆が終わればワクチン接種率との関連性も分析されよう

秋口には一時休戦の時が来るかもしれない

 

コロナ禍の影響はそこはかとない

少子高齢化に生きる若者は活躍する機会も時も見失う

派閥抗争に明け暮れて人材の乏しい政権に見切りを付ける

未来へのビジョンもないその場しのぎの政治に期待しない

 

就労意識も大きく変わり自分の時間を優先する

拘束される時間以上の就労は疎ましく残業は拒否する

労働要件(賃金)を満たせば意欲も犠牲も不要となる

 

仕事とプライベートを割り切れば仕事に埋没することはない

若者はポジティブに生きる希望を見出し始めている

給料が良くても会社や仕事や人間関係にあくせくしたくない

身を粉にして働くイメージは捨てられていく

生きている時間の浪費しかないと痛く感じる

 

自分の時間を楽しむことこそ人生の喜び

そう感じだしたのは若者だけではない

リモートワークの自由度とスケジュールの柔軟性を求めだす

自らの働き方やキャリアやこれからの家族との生き方を考え直す

若者はさらにワークライフバランスを重視する

多くの職場で人材確保が困難となる大きな転換期を迎える

前例踏襲の官僚主義国家の破綻を若者らは否応なく見ることになる

 

[2022年8月14日書き下ろし。米国ではレジグネーション/Great Resignation)」と呼ばれる傾向がある。2021年初頭から始まった多くの社員が自主的に退職する経済トレンド。 原因には、生活費上昇の中での賃金低迷、仕事への不満、パンデミックによる安全性への懸念、リモートワーク施策の充実した企業への就職希望などがある。日本では働き方改革といいながら若者にシフトしない無策が続く]

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