子どもの権利条約と教師
2022年4月22日子どもの権利条約を批准して28年目を迎えた
18歳未満の子どもの人権を保障する子どもの権利条約
条約に沿った法整備はなされず遅れまくる情けない日本国
ようやく「こども家庭庁」設置も関連省庁の既得権争う綱引き状態
来春施行の「こども基本法」も概念ばかりで飾り言葉が並ぶ
子ども支援の「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(NGO)が調査した
今年3月全国の現役の小中高校の教員を対象にネットで実施
468人から回答を得た。
「子どもの権利を知っているか」の問いに
「全く知らない」は5・6%
「名前だけ知っている」は24・4%
「内容までよく知っている」は21・6%
「内容について少し知っている」は48・5%
疑問1 5割近くが少し知っている
教育に携われば聞いたり見たりしただけでも知っていることになるだろう
問題は内容をどれだけ深く正しく理解してるかどうか不明
疑問2 3割近くが知らないや名前程度ではない
子どもの権利についての基本的な理解がそもそもなされていない
「子どもは義務や責任を果たすことで権利を行使することができる」
そんな誤った認識を持つ教員が27・6%もいたのは納得できる
そもそも教員が「人権」について学ぶことすら出来ていない結果論
この数に少し知ってる数を合わせると8割は無理解だと判断するしかない
疑問3 「適切な教材がない」ってなんだ!
適切な教材ってどんなものだ
そもそも適切な教材がないから教えない
教材がないので教えられない
教材がないことを学ばない教えない理由にしてるだけ
教材があろうがなかろうが自ら学ぶ意思がない
関心がない限り学ぼうなんて思わない
教材を用意してやれば学ぶのか甚だ疑問だ
そもそも教材研究は教科書の指導書を読むことしかない
自ら教材化する能力を放棄する
道徳の教科書化のように読めば教えられる簡便な教材を求める
自身のおもいや考えを子どもたちにかみ砕くこともない
忙しいに託(かこつ)けて学ばない学べない
教材がないから教えられないことを正当化する
子どもの権利を
理解することもなく
理解しようとすることもなく
教壇に立つ多くの教員の姿が見えている
人権尊重とお題目を唱えても心に響かず身につかず
体罰も指導死もいじめもシカトも人権侵害とは学ばず
教員に教える意思も興味もなく放置され続ける学校教育
子どもの権利を子どもと共に学ぶことを拒絶する
子どもを隷属させるには邪魔な子どもの権利条約
権威が失墜し指示命令に従順でなくなることを恐れる
[2022年9月1日書き下ろし。30年近く子どもの権利条約を教材に出前授業をしてきた。誰も見たことのない手法を駆使して教員に見せるための公開授業。福祉教育もまた人権尊重を説く。だからこそ学ばなくては人間としての教育の根っこが太らない]