居直り強盗
「国家とは軍と警察という暴力装置を合法的に独占する主体」マックス・ウェーバー
国家を私物化した
粋がってやりたい放題
名も名誉も地に落ちた
おごった振る舞いは度を超した
理性は崩壊し狂気だけが残った
ゴリ押しは命との交換を求めた
うざったい態度は鼻につき尊大だった
遠巻きらは粛清を恐れ沈黙した
後ろめたさを感じなからも片棒を担いだ
国土防衛ではなく他国侵略なのは明らかだった
全てが欺瞞に満ち嘘で固めただけだった
併合し統治する正当な理由は皆無だった
居直り強盗と化した国家となった
国民は暗黙の内に承認した
国家は平然と居直り強盗を奨励する
多くの収奪をした者を賞賛する
多くの損害を与えた部隊を評価する
手柄はすべてひとりの男のものとなった
居直られて黙っている国はない
野盗と化したならず者に反撃をくわえる
居直り強盗は命からがら逃げ出した
ならず者は臆病者の風を吹かせただけだった
敗北を期した司令官は責任を負わされた
居直り強盗を国家戦略にした男は
破れかぶれで国民を道連れにする
居直り強盗を支持した者たちは
敗北の後粛清の波に襲われる
居直り強盗を承認した他国の指導者は
いずれ大きなしっぺ返しを喰らうだろう
[2022年10月5日書き下ろし。今朝の日経の記事に触発された。まさに「居直り強盗国家」である。いま時分ウクライナは南部への兵站路を断ちきる戦いの最中か]