書き残した下書き
ノートに乱れた文字が並ぶ
思いついた言葉を急ぎ書き綴った
だが途中でピタッと止まった
ノートに書かれた言葉の切れ端
インスピレーションが緩んだ
その先にペンは走らなかった
太字の万年筆がお気に入りだった
ペン先で力強く文字がはねた
いまは思考が中断して言葉が枯れた
いつもはすぐにキーボードを叩く
書く間も惜しく直接入力する
言葉は浮かびすぐ消える
ミスタッチすれば文章もぼけていく
リスクを知りながらも打ち続ける
下書きを添削しながら仕上げに入る
ただ思索はノートの上がいい
たとえ中途半端なものであってもいい
そこに何らかのテーマを紐解く鍵がある
そんな気にさせるのがいい
中途半端にしているようで気にかかる
人生もまた然りから
書き残した下書きの如く
やり残した事への執着を見る
[2022年12月18日書き下ろし。下書きが生かされるのはテーマ次第か]