告げ口と告発

告げ口はあざといことか

違う

悪さをする者の身勝手な方便だ

やってはいけないことをほっとけない

 

告げ口は陥れることか

悪意は許されない

嘘偽りを伝えてはならない

恨みを晴らす手立てではない

 

告げ口は密告の歴史を纏う

非国民というレッテルを貼った

権力に抗う者を地域が監視し排除した

悪しき行為は告げ口をも封印した

 

告げ口は後ろめたいことではない

いじめを見て見ぬふりはできない

いじめを見るといても立ってもいられない

見過ごしてはならない憤怒が人も自分も助ける

 

告げ口は正当か

そうしなければならない

ジャッジをする大人の客観性が問われる

アンケート頼りでは信憑性に欠ける

イエローサインを見逃してはならない

 

告げ口という言葉は死語する

告発にしよう

隠された悪意や行動に楔を打ち込む

正々堂々といじめに立ち向かおう

 

告発することにためらうことはない

子どもにも大人にも訴えよう

いじめを傍観することは卑怯者だ

いじめを放置することは臆病者だ

いじめに加担することは卑劣な暴力だ

 

告発は良心の声だ

いじめの風土を作っているのは誰だろうか

いじめはなくならないのではないなくすのだ

いじめの芽を見つけ次第素早く摘もう

いじめを阻止するには行動で示すしかない

 

告発は罰することではない

いじめる者も心に傷を持つ

虚勢を張って弱い子を標的にして不満をぶつける

いじめる者の暴走を遮断する

仲間とつるんでエスカレートする前に潰す

いじめる者が立ち直ることを支援する

そのチャンスを待つのではなく与えるのだ

 

告発は学校への警告でもある

多くのいじめは学校の怠慢から生まれる

からかいやじゃれあいというレベルを捨てよ

よくあるトラブルが深刻になるケースを学べ

問題を隠蔽し責任を回避する悪しき慣習を変えよ

多忙であるがゆえに子どもの信頼関係を常に確かめよ

 

[2023年2月7日書き下ろし。いじめの認定すら渋る学校。惨事がおきてからでは間に合わない。犯罪を未然に防ぐためにも勇気を持って「告発」の声を出そう]

 

※重大ないじめ「速やかに警察に相談・通報を」 文科省、全国の教育委などに通知

文部科学省は7日、犯罪に相当するいじめが起きた場合、学校や教育委員会だけで対処するのではなく、速やかに警察に相談・通報をして対応することなどを求める通知を全国の教育委員会などに出した。通知では、必要に応じて医療機関などとも連携し、当事者の児童生徒に対する指導や支援を徹底するよう呼びかけていて、永岡文科大臣は、「関係府省と連携していじめ対策の取り組み強化をしていきたい」としている。また、文科省は来年度から国においていじめの「重大事態」の状況把握を行うとして、教育委員会などが「重大事態」と認定した場合、その都度、国に報告を求める方針。(2023年2月7日(火)日テレNEWS)


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