拒絶と本心

詩が心に突き刺さった

本心を見透かされたと感じた

抗うことしかできなかった

 

拒絶のスイッチが入った

詩に心が乱され反発した

嫌悪と否定が生まれていた

 

人間観や人生観が揺らぎ始めた

自己肯定するしか念頭になかった

蔑視するしかやり過ごせなかった

 

葛藤を強いる詩は認めたくなかった

哀しい拒絶は感情が支配した  

辛辣な言葉で攻撃するしかない

 

マイナーな思考は袋小路に陥った

アンチな思考に対抗する弁はなかった

感情と理知とのバランスは崩れた

 

発する言葉に説得力はなかった

頑なな思考は寛容を封印した

思い込みはさらなる自縛となった

 

本心と向き合うことを拒絶する

そもそもはそこから始まった

相容れない考えに抗う被害者意識だった

 

人を見下げるには傲慢さがいる

人を蔑(ねた)むには理由がいる

人をあげつらうには覚悟がいる

 

深慮なき感情に支配された結末

反論を聞き入れる余裕などない

独りよがりの乖離と孤独だけが残される

 

人を蔑(ないがし)ろにするような詩編は一つもない

錯覚と誤解は許容の度合いから生まれるのか

すべては書きし者の貧しき人間性に尽きる

 

拒絶する感情は容易に是正できない

たじろぐことなく淡々と書き続けたい

おもねることなく信じるところ描きたい

 

拒絶の感情への反動は詩作力を強める

共感された感動は活動のモチベーションへと転化される

覚悟を持って詩編の朗読に身を委ねよう

 

[2023年3月8日書き下ろし。詩の朗読は受け入れ難い人もいる。だからこそやり続ける意味がある。詩に託したおもいの理解と共感こそ望まれる行動へのモチベーションとなる]

 


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