新任教諭の着任の朝
県北の内陸地から県南の日本海沿岸の町をめざす
実家から三時間高速をひた走る
赴任地に向かいながら小さな興奮を感じていた
3日朝初登校する
正規採用されたピカピカの教員1年生
去年教員採用試験に再チャレンジ
コロナ期の学生時代授業も実習もまともでなかった
合格通知は新天地への憧れの切符だった
期待と不安に胸をいっぱいにして
ようやくこの日を迎える
喜んでばかりはいられない
ようやく教師のスタートラインについただけ
どんな学年を担任するのか
ドキドキとウキウキが混じり合う
どんな子どもたちと出逢うのか
ドキドキとワクワクも混じり合う
これから3年
先輩教師たちにもまれて育て
出来ないことは学ぶといい
わかったふりが成長を止める
これから3年
子どもたちにもまれて育て
飾らず素直に学ぶといい
わかったつもりが可能性を断つ
これから3年
地域にもまれて育つ
たくさんの人から学ぶといい
わかり合いたいおもいが絆となる
さあ胸を張って羽ばたこう
子どもらの待つ愉快な世界にようこそ!
[2023年4月2日書き下ろし。心待ちにした子が教育界に正式にデビューする。喜びのおすそ分けをいただきながら、よき人との出会いを願ってやまない]