後来の種子

「後来(こうらい)の種子、いまだ絶えず」(吉田松陰)

(志を持った有望な人材を将来に引き継いでいく)

若い松陰が死生を賭けた重い言葉だった

 

ただただ言葉を噛みしめる  

政倫審の場での導入に松陰のおもいが歪めらる

志を持った有望な人材の道を汚し辱めた

 

ただただ刑死した松陰が哀れだった

倒幕と維新を為した若き志士に託した

若い人財を踏み台に志を挫(くじ)かせた

 

ただただ醜態をさらしただけだった

無知を無恥と言い換えても驚かなかった

政治不信の原因は悪しき慣習と風土だと他人事だった

 

ただただ得意のパフォーマンスだった

潮目を見ながら同時に策略を練っていた

能登復興支援を楯に強引に予算委員会を通した

 

ただただ人望を失うだけになる

火の玉になると公言しても誰も動かなかった

狡猾なわりには言葉の軽さが禍(わざわい)した

 

ただただこのままでは捨て置けない

裏金システムの解明に野党も追求カードがない

政倫審の限界を露呈し疑惑はさらに深まった

 

ただただ志を金に換える慣習を叩くしかない

金と政治の問題を曖昧に終わらせてはならない

政治資金規正法の改正の中味に本気度を問う

 

[2024年3月2日書き下ろし。松陰の言葉に恥じることをしでかしてきた。情けないと草葉の陰で嘆いていることだろう。特別委員会、証人喚問にはハードルが高いか]


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