ずさんな調査
学校は教師の聖域か
指導という名の下に何をしても許されるのか
校則という名の下に何をしても咎められないか
学校は問題が起こるとどうするのか
リスクをできるだけ減らすよう校内処理を優先する
管理職や教師に累が及ばぬように対処する
教育委員会への報告も穏便を求める
大事に至らぬよう火種を隠蔽する
箝口令を敷いて外に漏れぬようにする
学校は失態の発覚を恐れる
子どもは二の次で責任回避の算段を講じる
教育委員会は批判を受けぬよう庇い立てに走る
学校はいじめ事案に鈍感なのか
いじめではないと判断したと強弁する
アンケート調査を無視したり破棄したりする教師もいた
問題行動を起こした子どもは指導したと解決を匂わす
教育委員会もいじめ事案ではないと追及を拒む
事が社会問題になってようやく調査に乗り出す
全国の事例から歪な学校運営があぶり出される
いじめを原因とする子どもの自死問題
調査がずさんであるのかは素人目には判断出来ない
専門家と称する権威集団をバックにした報告書にかしずくしかない
外部委員会を立ち上げてもずさんな調査でやり過ごすかもしれない
納得のいかない保護者は世論の後押しで再調査を要求する
時間と経費と人手がかかっても泣き寝入りすることを拒み続ける
悪意のある者たちは匿名でネットに中傷記事を載せて粋がる
いいねを押して拡散させる者たちも卑劣な醜さをさらけ出す
旭川市の廣瀬爽彩さんの再調査委員会の報告が報道された
これからのいじめ調査のあり方を抜本的に変えるだろう
自死との因果関係を子どもの残したSMSなどから詳細に分析した
有能な専門家集団とAIも分析に加わったことも報道された
全国で注目された事件だった
報告書は説得力をもったものであらねばならなかった
詳細は旭川市の情報管理を問題視して概要に留めたという
これからは初動の調査に重要性を増していくだろう
建前だけの調査報告書であるか否か
それを見極めるトリセツが生まれた日となった
〔2024年7月2日書き下ろし。旭川の廣瀬爽彩さんの自死事件の波紋は、全国の調査委員会にも大きな影響を与えるだろう〕