葬られる民主主義

民主主義は選択能力の有無だ

選択能力が低ければ見合う体制になる

選択能力が高ければ悪弊は淘汰される

 

民主主義は多数決だ

数の論理で倫理を潰す

数の論理で不条理を通す

 

民主主義は不公平だ

弱者の側に立つのはポーズだ

強者の側に立つのが利にかなう

 

民主主義は幻想だ

夢見る理想主義者は折れて幻滅する

権力を握る現実主義者が謳歌する

 

民主主義は時代の民意を表す

戦争優先の時代は既存のシステムが改変された

経済優先の時代は人智を超える祈りを喪失した

平和優先の時代はダレた政治や社会に迎合した

人間優先の時代は低迷し差別と格差を推奨した

 

そしていま民主主義の末路に至る

民のモラルの劣化は社会規範を揺るがす

民の知性の低下が治世の崩壊を招く

民の無恥なる判断は社会の悪弊を認める

民の無関心な棄権が政治の貧困を促す

民の命を左右する権限は権力者に握られた

 

[2023年1月14日書き下ろした詩編を2024年9月2日再掲する。国民の知的なかつ道徳的な判断能力が未熟なことで、民主主義の根幹を揺るがす。与野党の総裁選も薄っぺらで根幹をなさぬ]

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