開店休業
三年前道のヤングケアラー条例が制定された
室蘭市は道内で先駆けて相談窓口を開設した
鳴り物入りで取り組みながらいまだ相談ゼロを記録中
学校でも該当する子の実情を聴き取りしてきたはずだ
座って待つだけの電話番ではせんない話だ
廣瀬沙彩さんの自死問題が大きく報道されその対応に批判が起こった
旭川市はいじめ対策のひとつとして電話での相談窓口を開設した
専任職員を配置して勤務時間内で対応しているらしい
学校を終えた時間にどうして余裕があるだろうか
不登校児なら日中でも可能かと思えてもかけるには勇気がいる
夜中に相談しようと決めても太陽が昇れば畏縮する子も少なくない
ただの開設したポーズだけの対策では根本的な解決には至らない
室蘭市は子どもがかけてくるという予想が見事に裏切られた
直接本人でなければならないのかあるいは関係者でも可か
学校や民生委員・児童委員さらに町内会からの情報提供はないのか
相談時間の設定も役所の勤務時間に合わせてはいないか
実態を把握するのが難しいとの報道だったが工夫はしたのか
相談しても果たして解決策を提示できるのかが一番問題だ
もしも聞くだけのことなら子どもへ社会不信を焼き付ける
予算の裏付けや広報の中味も気にかかる
苫小牧市では2月に市議会でサポートの予算を決議した
ホームヘルパー派遣事業に組み込んだが実績はいかばかりか
道は相談窓口を14の振興局に拠点を持つ道社協に委託した
果たして相談を受けた件数はどの程度なのか
果たして解決に至った事例はあったのか
果たして支援のための道予算は用意されているのか
具体的な方策もなくただ相談してくださいではゼロしかない
件数を問題にするのではなく要求にどう応じる解が必要だ
ヤングケアラーであることの自覚がないということ
しんどくとも当たり前のことで日常茶飯ということ
社会的な関心が薄らいできているということ
本気で取り組むためにはどうするのか
室蘭市はゼロを子どものせいにしては決してならない
はじめから想定された事態をどう改善するのか
お役者仕事と揶揄されることのないよう気張ってほしい
学校も町内会も巻き込んだ社会の温かい目と手を示そう
民生委員児童委員にも重要な取り組みとなってほしい
〔2024年9月3日書き下ろし。道新にヤングケアラーの記事が掲載されていた。この問題は当初からすでに指摘してきた。その詩文を再掲し実情把握のお粗末さを省みてほしい〕