書き続ける不思議
心が動く
書かねばならぬと命じる
言葉が思い浮かぶ
すぐに書けと命じる
言葉を打つ
おもいを書けと命じる
閃きは言葉に変わる
一瞬を書き留めよと命じる
閃いて言葉は踊る
連想した流れを命じる
閃いてこそ言葉が生きる
おもいを伝えよと命じる
生の最中にいる
生命(いのち)ある証を命じる
喜怒哀楽を味わう
人としての機微を表せと命じる
善も悪も後悔もなめる
人としてある生き方を命じる
理を制する感情が入り交じる
世の慟哭や憤怒を抑えるなと命じる
利に走る批判が入り交じる
世の諍いや理不尽を叩けと命じる
戦争や貧困そして疾病に子らが塗炭の苦しみに喘ぐ
子らの未来を犠牲にする者たちを許すなと命じる
なぜ生まれたのか
問い続けて言葉が生まれる
なぜそう生きるのか
問われて言葉がつまる
なぜ書くのか
問われぬままに言葉が命じる
〔2024年12月2日書き下ろし。書きたいという欲求がいまも続く不思議を覚える〕