再掲 慰撫する
人世の不条理に吐く言葉に鬼気を覚える
苦悶にむせび泣く子を思う
屈辱に耐え忍ぶ子を想う
虐待に傷つけられる子を知る
慰撫することさえ叶わず沈黙する
人世の不公平を暴く言葉に鬼気が宿る
存在すら否定される子を思う
貧困にあえぐ子を想う
教育の機会を失う子を知る
慰撫することもできず傍観する
人世の不平等を許せない言葉に鬼気が走る
門地で差別される子を思う
学力で見下される子を想う
進学の機会を与えられない子を知る
慰撫することすらできず拳を握る
人世の不正義を訴える言葉に鬼気を発する
指導死に追い詰められた子を思う
いじめられ自死した子を想う
登校拒否でしか身を守れぬ子を知る
慰撫することでは済まされず憤る
人世の不遇にある子らよ
不幸だと決めつけてはならない
人世の不実を知る大人たちよ
慰撫することで子が救われる
人世のあり方にもの言う己に課す
慰撫する心を詩に託して子を護りたい
〔2024年7月5日書き下ろし。投稿1000編の詩編を、問題提起を込めて再掲する〕