言葉とバラード

始まりはいつも突然だった

何気ないきっかけで出会った

心が掴まれたような痛みが走った

無言で立ち尽くすだけだった

世界が回り出した

 

沈黙は破られた

鼓動が高まるのを抑えられなかった

言葉は堰を切ったように浮かんだ

言葉を吐いた瞬間後悔した

世界は止まった

 

告白は終わった

心が空っぽになるような気がした

失恋はかくも苦しいのかと呑み込んだ

言葉は虚しく宙を舞った

世界は本心を試した

 

終わりの始まりだった

蒼然した顔に血色が戻った

物憂げな気持ちを棄てた

言葉はきっぱりと言い切った

世界は動いていると

 

〔2025年11月3日書き下ろし。バラードという言葉が降りた。何を書かそうというのか〕

 

※バラード〖(フランス) ballade〗

[分類]芸術全般の用語など、音楽全般、クラシック、ジャズ・ポピュラー

①普通,三つのスタンザから成り,各スタンザの最後の行と結句とは同一のリフレーンで終わる抒情詩。中世のフランスやイギリスの詩型。バラッド。譚詩 (たんし)。

②素朴な言葉で伝説・民話をうたう物語詩。バラッド。譚歌。

③物語詩的な内容や雰囲気をもつ歌曲または器楽曲。譚詩曲。

④〔ballad〕ポピュラー音楽で,愛などをテーマとするテンポのゆっくりした歌。

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