期待から失望へ
何を期待したのか
閉塞した政治を変革する
威勢だけの空言に踊らされた
変革の旗手として熱に浮かされた
初物に弱い国民気質が流れを呼び込んだ
何かを変える
期待すればするほど実相が見えてきた
公約は遅滞し改革のスピード感はすでに失った
外交の派手なパフォーマンスも嫌味になった
若者たちがようやく目覚めたのか
暮らしがどんどん切迫してきた
失望の兆しは米国のイラン侵攻だった
ナフサは足りると繰り返しだけだった
供給への手立ても打たず経済は悪化する
政治に疎くノリだけで自民党を押し上げた
若者は間違えた選択に後悔し始めたのか
若者はSNSで政治への関心を深めた
審議される法案は杞憂を深めていく
勝手に解釈され内閣だけで決議されていく
国会での答弁は論点をすり替え逃げる
国民のためはただの隠れ蓑になった
若者はボタンのかけ間違えに気づいたのか
根拠なき期待は見事に外れた
落差の大きい分だけ判断のまずさを噛みしめる
確信のない傾倒はいずれ失望へと向かう
代わり映えのしない政治家の一人に過ぎない
世論も徐々に実相を受け入れることになろう
若者は認識の甘さをSNSで拡散出来るだろうか
政治に無頓着で無関心だった層が目を向けた
その功績だけは評価しよう
煽り立てたマスコミはいまは醜聞に加勢する
風見鶏の政治家に決して命と暮らしを委ねてはならない
若者自身が目覚めなければ票は白紙依頼でしかない
民主主義というシステムを注視し再稼働させよう
その恩恵を享受するのはきみたち次世代だと心して学ぼう
〔2026年6月5日書き下ろし。毎日新聞が5月23日と24日に実施した『全国世論調査』では、18〜29歳の支持率が45%。前月比から6ポイントの下落で、50%を下回ったのは内閣発足後初めてだった」