反動と誇り

力の均衡が破れる

一方に荷担した弊害は必然か

覚醒し離反を呼ぶ

 

政敵を非難し罵倒する姿に狂気する

前時代的な皇帝もどきに驚喜する

出口なき閉塞感に囚われ凶悪さを求める

 

足元から崩れる音は聞こえない

目先のことに執着する

歪んだ自己陶酔は悪臭を漂わす

 

法を悪用し制圧する

封印される声は巷に共有される

反動が静かに確実に育ってゆく

 

時の権力の栄華は虚しい結末を生む

迎合した結果に恐れおののく

権力悪が強いほどに反動は比例する

 

よりもどしは確実に起こる

民主主義を食い物にした報いは必然か

血を流してきた反動の歴史が証明する

 

言葉の綾は見透かされて破棄される

アジテーションは意味もなく消え去る

たんまりと肥やした金を抱えて震える

 

軍人が一人国会議事堂の階段で戦争へ抗議した

即時逮捕され軍事裁判で懲罰を受けるだろう

この事実を傍観し無視する誇りは果たしてあるか

 

〔2026年7月5日書き下ろし。どこかの国で開国記念をやっていた〕

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