ホモ・ルーデンスな子ら
ホイジンガは『ホモ・ルーデンス』(1938年)に書いた
「人間の文化は、遊びの中において,遊びとして発生し、展開してきた」
人間とはホモ・サピエンス(理性的存在)でもなく
ホモ・ファーベル(ものを作る存在)でもなく
ホモ・ルーデンス(遊ぶ存在)であると
幼児との遊びは想像力と体力がいる
砂場の砂を運んでお山を作るだけでもいい
丸い皿に盛った砂をケーキに見立てる
食べるふりをしながらイチゴケーキ美味しいと
今度はプリンめいたものを作って差し出す
サッカーに興じて転んで笑われる
二歳児の部屋にお邪魔した
七夕のお星様を捜すゲームに魅入った
部屋のあちこちに隠されたお星様
行ったり来たりしながら捜し出す
見つけられないとヒントが出てくる
終わって昼食までブロックで自由遊び
すねた子がひとりなぜか涙目
そばにいると他の子が作品を披露しに来る
様々な形を組み合わせて何かしら創り出す
その様子にようやく機嫌を直して遊び出す
釣り竿を出されたときには驚いた
ちゃんとしなっていた
きっと釣り好きがいるのだろう
時間になってお片付けも躾けられる
年中さんのクラスに入った
水族館も動物園も一緒に行った子らがいた
先生からお便りをもらうところだった
昼食までの自由時間ここもブロック遊びになった
ここでも部屋の隅でナイーブになってる子に添う
次から次と食べ物がやって来る
レモンオレンジピザに寿司
お接待を受けながらその子も誘う
いつの間にかナイーブな子も遊び出す
年齢が上がると遊び方も相手との関係性に見る
幼児の日常は食べることと寝ること以外は遊びか
片づけを終えて約束の時間まで猶予があった
数人と数あわせの即興のゲームを始めた
面白がって子らが集まりだした
仕舞いには子らに押し倒されて下敷きになる
今日はお弁当の日
めいめいに手作りの弁当をこれからほおばる
ここらでおいとまの時間が来たようだ
園長先生に挨拶をして1階に降りた
乳飲み子の部屋をのぞく
今日は見るだけで退散しよう
腰がそろそろヤバい兆しを感じた
遊び足りない身体を車のシートに包んだ
幼児との遊びに創造力と想像力そして体力を試される
〔2026年7月8日書き下ろし。7日七夕祭りで子ども園にお邪魔した。行事の前と終わった後のふれあいの様子を描く〕