教員の精神疾患

どれだけ世間離れした待遇改善しようとも

そもそも学校の風土そのものが問題だ

リスクマネージメントもあたふたしてる

教員の専門性も力量も期待できない

その上社会的課題を押しつける

業務超過を軽減するには指導要領の見直しか

 

小学校の教員は6年間の発達を保障する

4月の校内人事で担当学年が決まる

どの学年をもってもこなさなければならない

教科担任制を取ろうが日々の教材研究はゼロではない

事務能力も堪能でなければ残務整理に追われる

 

昨今の教育問題に主要な社説は学校に解決を求める

いじめもSNSも情報イノベーションも民主主義と

数え上げれば切りがない

担当授業に校務担当そして部活指導と切れ目がない

どんなに能力が優れていても無理だね

真面目な教員ほど頑張った結果が精神疾患かと

適当に緩急を付ける仕事上手が生き残るサバイバル

 

やってもやらなくても人事考課は役には立たない

管理職など願い下げと楽なポジションに居直る

学校の教育機能や教員の専門性をどうはかるのか

客観的評価や他校との相対評価は何を基準とするのか

学校教育への信頼性が揺らぐいま改革の本丸は何か

 

仕事は高いスキルを要求される

授業技術もアップグレードしなければならない

生徒指導も子どもと向き合う感情労働のひとつだ

子どもとトラブれば親が出てきて非難を浴びせる

だから壊れる

守ってくれる壁がない

支えてくれる人がいない

孤立無援を強いられ責務を負わされる

教員の仲間は一枚岩ではない

一丸になって問題に対処するのは稀だ

表向は学校という旧態依然した風土を保つ

問題の本質は曖昧にされ時間の経過を待つ

学年が変わり卒業すれば縁が切れる

 

55年前と本質的には変わらない

当時は教職員組合との確執があった

余計に真っ当な教師を目指した

弱みを握られぬよう授業研究にも力を入れた

少年団活動と社会活動にも手を抜かなかった

付け入るすきを見せず闘った

仲良しごっこから逸脱した教師だった

 

ぬるま湯という環境を自覚できない

学校にこもる風習は自衛機能だけが:残る

公教育という看板も登校拒否を防げない

人権すら擁護できぬ傍観は不作為となる

教師への過大な期待や仕事を取り除くしかない

ただ熱血教師を排除しなければそれでいい

 

思いっ切り楽をさせればどうだろう

文科省は中途半端なことをするから消化不能となる

怠惰な者を反面教師として子が学ぶのもいい

余りある時間も趣味や余暇活動に使う

教材研究からの解放もすこぶる効果的だ

責任の回避ももちろん素晴らしい手だ

待遇も年功序列と諸手当で申し分ない経済効果となる

社会的使命感も教育への情熱も仕事への誇りもチャラにする

これなら教員不足は起こらないと断言する

 

えっ すでにいるって

えっ あきたって

仕事してみたらどう

 

ただ学校という公教育の場は変わらない

変えてはならない風土がある

いかに組織として

誰が異動になっても

変わらずに運営できるか

それだけの理由だ

そこに子どもの存在理由はないかと

 

〔2026年7月22日書き下ろし。2024年度に精神疾患を理由に退職した公立小中高校の教員が過去最多の1319人に上ったことが22日、文部科学省の「学校教員統計」で、25年度調査(24年度実績)の中間報告で明らかになった。3年前の前回調査の約1・4倍に当たり、初めて1000人を超えた〕

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