踊らない市民運動

志高く熱情に溢れる

虐げられた過去を掘り起こす

人権侵害を訴え続ける

実直に向き合う姿に感銘する

時限が迫る当事者に寄り添う

 

社会啓発の効果は限定的か

運動への関心も進展はあるのか

啓蒙活動も共感的広がりはいかがか

 

運営に組織も人もいることはいる

主にメーリングリストを利用して確認を取る

事業を組織決定しても誰がどう動くのか

自主的に担うと手間と時間がかかる

辛抱強く動くしかない

 

事業を起こす活動動資金も多少なりとある

関心のある人しか集客できない

社会的正義と使命感から継続するしかない

市民運動としての底辺は広がってはいかない

時代はそれを要求していない現実に阻まれる

時間と人材と経費と知恵が集約される

人権侵害と差別そして排除の現実に憤る

いまもまたカタチを変えて起こりうる

 

ただひとつのことをスローガンに掲げる

市民運動としては参加しにくい空気もあるのか

まっとうな正義論にたじろぐ意識が邪魔をするのか

それとも複数の組織が参加する営みにも難点があるのか

啓発事業を続けるだけでは崇高な理念も霞む

それでも踏ん張る人に敬意をはらいたい

 

〔2026年8月20日書き下ろし。安保反対闘争の団塊世代。そして市民活動もしてきた。いまひとつの社会問題を啓発啓蒙するだけでも相当のエネルギーが要る〕

An English version of my Poem in “kokorookinaku2.blogspot.com”


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