二学期の登校
学校が始まった
夏休みに転居した
転校した
二日目二階から見送る
車道を横切りながら
一度振り向く
三日目急ぎ足の後ろ姿
遅刻するかもしれない
もしかして早く行きたい
振り返らずに一目散だ
動画の画面から消えた
1年生は元気なようだ
母親は毎日働きに出る
延長保育で乗り切った
しかし学童保育には入れない
子は鍵っ子になった
母は部屋に監視カメラを設置した
職場から時々スマホでチェックする
待機児童ゼロへの対策をしてるのか
子育てに奮闘するシングルママは孤立する
子どもにフォーカスできない無策を放置する
行政の白々しい対応と制度の欠陥を知らされる
子ども家庭庁は役目を全うできているのか
地方自治体は学童保育を充実させたいのか
今日もまた母親の帰りをひとり待つ子を思う
〔2026年8月27日書き下ろし。札幌近郊の市の何とも情けない実態。行政による教育福祉の意図的な無策か〕