成長と靴

とあるまちの認定こども園にいた

80数名が在籍する園内を案内してもらった

 

午前中に寝るゼロ歳児の部屋があった

必要性を訴えるとすぐにつくってくれたという

財政的には厳しい町だが保育には力を入れる

 

海外からの保育留学の受け皿にもなっている

過去数カ国の子と保育士も受け入れた

いまフィリピンからの保育士が3歳児クラスにいる

 

3歳児が身長を測っていた

身長計の下で緊張した面持ちで顎を引く

17㌢と先生の声で身体を緩ませる

何だか微笑ましくて写真を撮った

 

5歳児の年長さん

誕生祝いのお邪魔した

着飾った女の子を迎入れる

お姫様の席について嬉しそう

プレゼンターは指名制

男の子は照れながらアルバムを渡す

二人並んで記念撮影

やっぱり照れたまんま写った

 

1歳児クラスをのぞくと外出準備中だった

靴下を上手に一人ではける子もいる

格闘してる子もすぐにはあきらめない

手を貸してあげると微笑みで返してくれた

外に出る途中に就寝部屋の前を通る

保育士が唇に指を立てて注意を促す

賢い子らは静かに関門を突破する

 

玄関に出て靴に履き替える

ここでも差がある

なかなか履けない子に手を貸した

もう靴が小さくなりかけていた

靴一つとってもサイズと履きやすさが求められる

そんなことがふと気にかかった

 

2026827日書き下ろし。最近訪問したこども園。園庭も広く、子らが伸び伸びとしていた〕

An English version of my Poem in “kokorookinaku2.blogspot.com”

 


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