77歳を迎える
取り柄もなく煩悩を生きる
理にかなわぬ思索を弄ぶ
胃丈夫かワイン1本空にして祝う
過去に拘泥することを拒む
図に乗れば扱いにくい
世に抗って息巻く
凜とありたいと渇望は及ばぬ
いま立ち止まる
重ねてきた悔恨は胸を締める
償えない蹉跌を胸に落とす
礼は尽くさねば人を失う
出来映えは悪くともオレだと言い切る
気丈に振る舞いながら弱気を閉じ込めた
ただひとつ家族には恵まれたと誇る
これまでもこれからも共に在る
ここにオレが存在する意味を真摯に問う
学校教師としての生き様は否定しない
逃れられない苦悩と喜びに子らはいた
仁はまだ道半ばと心得る
最期まで人としてある度量を試し続ける
そしていま人生を謳歌する佳境に入る時を迎えた
77歳にしてこれがオレの人生だと言い切る
〔2026年9月18日書き下ろし。20日77歳の誕生日を迎える〕
An English version of my Poem in “kokorookinaku2.blogspot.com”
詩集は、“kokorookinaku3.blogspot.com”