さよならの言葉

宣告された

緩和ケアを受けた

時には家族と連れだった

懇意にしている子の料理も食べた

 

モルヒネで痛みを抑えた

逝くときは容赦なかった

夫は間に合った

混濁してなかった

クリアな頭だった

看取る家族に声をかけた

夫を拾ってきた懇意の子もいた

店まであがる坂道大変ね

ねぎらいと心配を口にした

目を落とした

 

今生の別れは見事だった

静寂な時は感謝と慈愛に

哀しみを包んだ

 

〔2026年9月16日書き下ろし。誰しも逃れられないその時にクリアな頭でいられるだろうか〕

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詩集は、“kokorookinaku3.blogspot.com”


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